2012年7月20日金曜日

やはり「温度差」は存在する

郡山の昼の気温は20度。昨日の昼間より10度以上低い。着るもので調整するしかないが、身体がついていかない。
この気温の差。これも温度差。

もっとも列島各地も気温は低くなっているというが。

先日の東京行。街を見たくて・・・。
東京駅の丸の内口。駅舎が改装中。外観はほぼ復元された東京ステーション。
写真を撮り。取り壊しを免れた中央郵便局も。そしてまわりの高層ビル群も。

すっかり装いを変えたような東京丸の内界隈。ところどころ見覚えはあるものの、かつて見知った東京とは景色が違う。

時の流れによる記憶の温度差。

タクシーで通った霞が関界隈。役所の前は“バリケード”。鉄柵。警察官なのか、警備員なのか。いかめしい人が立っている。
その役所で働く人たちも、すべて、身分証明書みせて中に入る。
自分の職場が他人によって守られているということ。

国会議事堂前や官邸前を回ってもらう。懐かしい光景。記憶に無いのが官邸のたたずまい。無かった道ができている。
この辺を原発再稼働反対“デモ”が“包囲”していたんだな。
タクシーの運転手さんに聞いてみる。デモのことを。
「なんかそうらしいですね」。

ほとんど無関心のような。代々木公園の集会のことも聞いてみる。
「そうらしいですね」。

東京の多くの人が関心を寄せているであろうと推測していたが・・・。
同じ東京の中でもある温度差。

会合の場所は赤坂のホテル。出された食事。洋食。不味い。肉も野菜も。特に野菜。素材の味無し。人工の味覚。その温度差。

去年の会合の時は、皆が「福島はどうだい」とその様子を尋ねてくれた。今年はさほど話題にならない。時間の経過がもたらした“興味と関心”の温度差。

“仲間”の多くは、去年、さまざまな「差し入れ」を送ってくれていた・・・。

定例会以外に、今年は番外編をやろう。そう一致する。場所は新潟で。田中角栄記念館で。

新幹線でわずか1時間30分の距離。その距離に比例するかどうか。やはり存在するもろもろの温度差の実感・・・。

今朝の新聞。地元紙の一面。楢葉町長が警戒区域見直しの政府案受け入れのこと。社会面、続く牛肉の風評被害。汚染稲わらの処分ができないとも。ダジャレいうつもりじゃないが、わらをも掴む思いで飼育再開した酪農家の弁。「気力がなくなってくる」。

肌で感じる福島の現状。全国紙は・・・。テレビは・・・。いじめ問題であり、オスプレイであり、一般論としての原子力問題、電力供給問題。

肌寒いな~今日は・・・。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...