2015年1月10日土曜日

“いじめ”の対象としての沖縄

どうも安倍晋三と言う人は、“陰湿”な性格を持っている人のようにも見える。

選挙前の民主党攻撃、口激は凄かった。まさに目の敵。世の中の「悪」はすべて民主党にあるかのような。何があれほどまでの「民主党憎し」の感情を生んだのかはわからないが・・・。

そして民主党は「粉砕」されつつある。安倍の攻撃に耐えられるような政党ではなくなった。

今、政策決定にあたって、予算決定にあたって、安倍の標的は「沖縄」に向かっているようだ。

あれだけ多額の、その人をもってして「大きなお年玉をもらった」と言わしめたほどの振興予算。
沖縄県民には感謝されるとでも思っていたのだろう。

選挙の結果は、選挙区では自民党候補が全員敗れた。
選挙で絶対多数を確保したにも関わらず、いや、だからこそだろうか。
“沖縄憎し”の感情が溢れているのだろう。

知事選の結果に続いての沖縄の「造反」。ならばどうする。
「いじめ」に入ったのではなかろうか。

県知事が上京して会いたいと政権幹部に言っても、党幹部に言っても会わない。会わさせない。
なぜかを問われた菅官房長官は「政治判断」だという。

そして、振興予算の削減に踏み切った。辺野古移転は“粛々”と進めるという。

「俺に弓引く奴には・・・」とうでもいうことか。

卑怯な振る舞いというは言い過ぎか。

イソップの寓話、「北風と太陽」が浮かぶ。徹底して北風を吹かせるつもりなのだろう。

一国の指導者として、権力者として、辺野古移転を含め、沖縄の米軍基地への対応は、すべからく「太陽」でなくてはならないと思うのだが。
それは戦時中のことにまで遡ってだ。

この一連の安倍の対応を米国はどう見ているのだろうか。寡聞にしてそれは耳にすることもめにすることも無いが。

もしかしたら、沖縄県民の中にも、選挙結果は知事選含め、間違った選択をしたという空気が生まれていないとも限らない。
目先の経済、目先の生活。それが優先された総選挙であったという空気の延長として。

「いじめ」「お仕置き」。

福島県に対しては中間貯蔵施設に対策費として2,500億円が補正予算に盛り込まれた。原賠法にもとずく賠償金も690億円が計上された。

県はもろ手をあげて歓迎している。

少なくとも選挙で福島県の有権者の多くは安倍に弓引くことはしなかったからか。

原発事故後、沖縄は多くの福島からの避難者を受け入れてくれた。

選挙前、政権内や永田町では、選挙に勝つ「秘策」として拉致被害者問題があると言っていた。それなりの動きも見せてはいたが・・・。

それこそ「拉致問題」を「政治利用」しようとした形跡がある。

選挙が終わってから、拉致は言の葉に上らなくなった。メディアもそうだ。
拉致問題は蚊帳の外にされているの感。

襟につけているブルーリボン。野田も付けていた。何もしなかった、出来なかった。安倍もたぶんつけているはずだ。
あれは単なるアクセサリーなのか。

利用できなくなったものは放置ってことか。

民主主義とは選挙の結果であるという。ならば沖縄にとっての民主主義ってなんだろう。
沖縄の「民意」はどうされるのだろう・・・。

ああ、また安倍のことを書いてしまったけど・・・。

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