2015年5月7日木曜日

事の端緒は「2011年」だったということ

2011年の東日本大震災。未曽有のような自然災害。それを引き起こしたとされる「地殻変動」。

日本列島だけでは無い。地球規模での「地球」という惑星の変動。東日本だけではなく、あの時、長野県の栄村の大地震や、関東圏のあの液状化も含めて、それは、もしかしたら、前兆は阪神淡路大震災だったのかもしれないが、どうやら「地球」は動き始めているのかもしれない。

2011年後、日本での地震も頻繁に起こっている。それは、それまで専門家が指摘してきた南海大地震では無く、別の場所でだ。

箱根の噴火。火山列島の日本。蔵王、吾妻山、御嶽山、桜島・・・。
火山活動が活発化していることには間違いないはず。

それらの「引き金」としてあった3・11ではないのか。

ネパールの大地震、パプアニューギニアの地震。スマトラ島の地震、津波。

なんか地球は変なのだと思う。そして、それらは科学者の手によっては予見も出来ないことなんだということも。

2011年は「警鐘」を鳴らしていたのだ。

当時、悲観的観測として、3・11は危機の前兆として感じていた人もいた。
それが、いつの間にか忘れ去られた。

箱根、大涌谷。折からの行楽シーズン。
「折角来たのに残念だ」。そんな声をテレビは拾う。

その日一日のスケジュールが、楽しみが不意になったという、今、その時だけのことに思考が巡る。

それよりも現場の近くに行って、自然の脅威を感じたことを是とできないのだろうか。
大涌谷から離れたところの箱根の人は、町役場の人も「風評被害」という。

観光客が来なくなることを風評被害だという。
分らなくはない。

しかし、3・11で言われた風評被害とは違うように感じる。
少なくとも福島に寄せられた風評とは「デマ」の類に基づくものだったし。

3000年前に箱根山は大爆発を起こしているという。山の高さが半分になったという。でもその当時の記録は残っていない。
前例がわからないから、今度の事象の原因や見通しはわからないと学者は言う。

つまり、過去のデータが無い限りどうにもならないという事が研究なのだということ。

御嶽山の時も地震学者や地質学者、予知連の人達は、科学の限界を嘆いていた。

自然には意志は無い。

箱根は観光で成り立っていた町だ。観光客が減れば死活問題だ。そこの人達の苦悩は察するに余りある。

だけど、自然は人の営みに関与しない。

だから、火山列島、地震列島に住んでいるということを、もっとわからなくてはならないのかも。

箱根の異変は富士山に影響するのか。それとても気になる。

火山が爆発すれば大量の火山灰が飛散する。それが電線に付着すれば、大規模停電だって招きかねない。

こじつけるわけではないが、桜島が爆発して火山灰が大量に飛散すれば、川内原発への送電だって止まることにもなる。
電気が止まった原発。福島を思い返せば明白だ。

3000年前と今。その時間軸は宇宙の軸と人類の歴史地ではそれこそ雲泥の差だ。

「そういう時期に地球は入った」。そう思う以外には無かろうとも。

磐梯山の爆発、山が割れたという事実。それはまだ100年の単位であったことだ。

なぜか自然の脅威が有り得るところに観光地が共存しているという不思議さ。

箱根に、その他の火山にこれ以上の異変がないことを願いつつ・・・。

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