2012年2月12日日曜日

朝日新聞、二つの”続きもの”

続きもの。もしかしたら“業界用語”かもしれない。連載記事、企画、シリーズもののことを指して新聞ではこう呼んでいる。

朝日新聞では、去年からかなりの長期にわたって「原発」に関する続きものが載せられている。

「プロメテウスの罠」と「原発とメディア」。

プロメテウスとは言うまでもない。ギリシャ神話に登場する火の神。人類に火という“文明”を与えた神。それが罠だったという譬え。言わずもがな、原発のことを指している。

このプロメテウスの罠、先日からは福島県の話題に入った。「原始村に住む」。今日で6話目。「原始」と「原子」をかけたのか。川内村の漠原人村の話で始まったのが、高知にいるもと元東電作業員の話に。どういう展開になるか・・・。F1の内部に詳しい10年前に東電やめた木村俊雄の“証言”。

驚くべき東電の虚偽体質、隠ぺい体質。そのまま受け取るか、フィルタリングして読むかはそれぞれの勝手。

なぜ、今、暴くのか。暴露、内部告発するなら、10年前にやってほしかった。
していたのかもしれないが、誰もとりあげなかったのかも。

先日までの話は官邸の5日間。その“狼狽ぶり”を当時の関係者の“証言”をもとにまとめていたが、受けた印象。かなりの「菅擁護」「東電・保安院への批判」。

公式な議事録無いのに、民間による議事録もどきとも。多分、そのうち本になるだろう。

年賀状。亭主は去年から勝手に「御遠慮」を願いでているが、旧知の朝日新聞記者から便りがあった。そう、もうこの20年以上も賀状交換だけの間だったが。その賀状にあった添え書き。「続き物で苦労しています」。それが何だったわからなかったが、最近気付いた。「原発とメディア」の執筆者になっている。
編集委員 川本祐司と署名入りで。以前は違った記者が綴っていたようだが。

朝日新聞が原発とどういう姿勢で取り組んできたかといういわば「自己批判」記事。データベースから過去の記事や社説を引っ張り出してきて、すでにOBであろう先輩記者に取材して書いている続き物。読み甲斐はある。

朝まで生テレビのことも書かれていた。そうだ、20数年前、彼はテレビ担当だった。

そして驚く。社内政治も含めて、新聞社のありようや論調。当時の認識に。

そして意地悪く思う。プロメテウスの罠は新聞社に仕掛けられていたのではないかと。

東電の「真実」。たぶんそれは未来永劫わからないかもしれない。

きょうもF1、2号機の水温上昇が伝えられている・・・。

またも駄弁弄した心境にて。

2 件のコメント:

TACO さんのコメント...

亭主さま
プロメテウスの罠。最初から欠かさず読んでいます。科学者・技術者の倫理が問われているので。
来る四月の誕生日には技術屋を引退し余生は壺中天を楽しむことにします。

亭主 さんのコメント...

tacoさま
連載終わったら、その倫理など解説してね。で、壺の中から果たして天が覗けるかな。岡目八目の囲碁でもいかが(笑)