きのう、青森県の雪の話をちょっと書いた。沖縄の子どもたちへの雪遊び用。
イベント中止の事。
その後、那覇市は一転、「開催」を後押しすることになったという沖縄タイムスの報道。かたや、中止を貫く施設もあるという。記事によれば、その主催者は「園児に福島から来ている子もいて、給食のことにも気をつかっている。その母子の気持ちをくめば」・・・とある。福島から避難した人が、本当に青森の雪を怖いと思っているのか。その「真実」を知りたい。
雪遊びをめぐって大人たちが、行政も関係者も右往左往している。
週刊誌が、またもや訳のわからないことを書いている。子どもの甲状線の話し。
こんなもん「無視」しておけばいいのに、医師もメディアも県民も右往左往しているとしか見えない。週刊誌、とにかく多くの人を傷つけ、不安症という病気にかかっている人に、症状を悪化させようと追い打ちをかける。
そんな事は週刊誌には関係ない。センセーショナル記事で、売れればいいだけなのだ。この記事めぐり、ネット上でもわいわいがやがや。右往左往する言葉の数々。無視するに越したことないのに。うまく術中にはまってしまっている。
個々の事案を上げないかでも、政界も右往左往。だれがどっちを向いていて、それをどうしようとしているのか、さっぱりワカラン。
国の中枢がこれだから・・・。他も押してしかるべきかと。
宮城、岩手の瓦礫。これだってその処理めぐり右往左往。県知事が受け入れ表明したかと思いきや、いきなり逃げ腰。
なんで毅然とした態度に出られないのだろう。県知事も市長も、国会議員も、常に“悪魔のささやき”に脅える、気にする。「こんなことしたら、次の選挙で落ちますよ」というささやきに。
断固とした信念で、理非曲直を説けば、人の「良心」には届くものと思うけれど。「馬鹿もの、愚か者」と受け入れ反対意見を一蹴した慎太郎に、やはり1票か。毅然とすれば愚か者は引き下がる。
広辞苑にあった右往左往の引用文。「煙にまかれて右往左往する」。
震災後、この国を覆った煙。いや「空気」。得体のしれない「空気」の左右され、うろたえている人たちも見ているのが辛い。
イザヤベンダサンでもいい、山本七平でもいい。今のこの国を覆っている「空気の研究」。それを平易な文体で説き明かしてもらい、警世の書として欲しいのだが。
右往左往。これを郡山弁でいうと、多分、「あっぱとっぱ」という方言になる。褒め言葉ではない。
「あいつ、このごろ、あっぱとっぱしていて、らっちゃくっちゃねえことばかり言っている」。褒め言葉ではありません。揶揄している表現です。
らっちゃくっちゃね。もうちょと違う意味合いも。「やってられない」というようなニュアンス。
2012年2月24日金曜日
“チェルノブイリ”異聞
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