2012年8月7日火曜日

この「矛盾」に、キミ耐へうるや

テレビはオリンピック一色です。新聞とてそれなりに。いいんです。スポーツの世界にも駆け引きや計算、作戦がある。でも、すっきりするし、見ていて楽しい、心躍る、被災地の人達も、この時ばかりは、我を忘れて声援を送り、力を貰うという。お世辞で言っているのではない。こころ打つものがあるから。

なでしこの試合見て寝不足。今夜や塾。そしてそのあとは男子サッカー。せめて寝不足ぐらい我慢しないと、彼ら、彼女らを語る立場にはなりえない・・・。

オリンピックの話題の中で、さて政界は。くだらない、ばかばかしい。そんな一語に尽きる。ここまで落ちたか日本の“民主主義”。五輪選手よ、帰国後、官邸に“報告”なんかにいくな。政府からの表彰なんて拒否しろ。今は彼らは、そんなことをするに値しない堕落した権力亡者たちなのだから・・・。

きょうも赤絨毯の上を廊下トンビたちが右往左往している。廊下トンビ、それはマスコミ。彼らが追っているものは何なのか。

あえて「論理的矛盾」と言おう。消費税法案をめぐる動き。
民主・自民・公明は。いわゆる3党合意をしている。その前提をもって国会論議がされるべきであり、至らぬところがあればそれを質し、問題点を審議していく。それが国会議員のお仕事。

きのうか、おとといか、またぞろ谷垣自民党が訳のわからないことを言い出した。解散を約束しないなら法案に反対する。解散を明言するなら賛成する。
法案の善し悪しや内容ではない。解散がメイン。それによって賛否を決めるなんて馬鹿げた論理がどこにある。これに関しては公明党に分あり。

そして一夜明けたきょうになったらトーンダウンというか、まったく意味不明の言葉を羅列して煙にまいている谷垣や石原幹事長。そして野田の輿石の言辞も意味不明。
小泉進次郎ら若手から消費税反対の突き上げがあったからとか、なんとか。それを開かれた政党なんていうのか。

消費税増税の可否を言っているのではない。政党のありかた、政治の質の問題を言っている。自分たちの論理的矛盾に気づいていないという、あまりにもお粗末な政治。「今、選挙をやれば自民党は200議席以上とれる」。そんな調査結果があるからだとか。なんでも解散、総選挙に結びつける政局馬鹿。

テレビも新聞も言う。「永田町は緊迫の度を増しています」。だから何なの。

「政界一寸先は闇」。言い古された川島正二郎の言葉が亡霊のようにさ迷い。

まともな論理構築も出来ないくらい堕ちた政治。

官邸前のデモの主催者と野田は会談するという。ばかばかしい。会って何がうまれるのか。「会うことに意味がある」。それは政界や外交上でだけ通用すること。

もはや「間接民主主義」は終焉をむかえたかのような。

原子力規制委員会の委員人事が決まらない。もはやそっちのけ。論理的手順としては規制庁あっての大飯再稼働のはずなのに。

国会に提示される前にマスコミに人事案が漏れたからけしからん。それが人事に反対する理由ときてはもはや言うことなし。
委員長候補の「カネ」をやり玉にして一回“審議”しただけ。原子力政策についてどう考え、その信念を徹底的に議論したとは到底思えぬ。

国会事故調の報告書はたなざらし。国会議員にとって、もはや福島の事故は参事は過去のものなのか。この国の根底を揺るがしているというのに。

耐えがたい。耐えがたい。ボクはこの国が好きだ。日本人であることに誇りを持っている。それをあの馬鹿奴らに、この国を貶められたくない。

サッカー女子。キャプテンの宮間は、試合後、喜びを分かち合う間もなく、ピッチに座り込んでいるフランスの選手のとこに歩み寄り、座り込んで何かを話し合っていた。まさに、今の日本人が失ってしまった日本人の精神的支柱、武士道の精神を彼女は体現してくれていた。その姿に、ちょっとしかテレビは映さなかったが、ボクは泣いた。美しかった。

よし、今夜の塾の講義のテーマに入れよう。ノブレス・オブリージュを。このフランス語の意味の一つに「敗者に対する仁は、武士に相応しき徳」と言えるものがある。

「位高きものの責務」。本来の意味。白州次郎が好んで用いた言葉、思想。
国権の最高機関に、それのカケラも見えない。

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