2013年3月16日土曜日

「欲望という名の電車」

若い時に観た映画の題名。映画のあらすじとはもちろん違うけれど、今、いや、いままで、我々は、社会システムとして、欲望と言う名の電車に乗ってきたのではないだろうか。

映画の中にこんなセリフがあったと思う。

「欲望という電車に乗って、墓場という電車に乗りかえて、六つ目の角でおりるように言われたのだけどー極楽というところで。」

電車を乗り間違え、降りる所を見失い、もはや、元に戻ることすら叶わず。
途中で気がついて降りたのだろうか。極楽なんて無いということに気付いて。

いや、まだ、多分、その「欲望と言う名の電車」に乗っているのだろう。そして電車は走り続けているようだ。
その電車には降口が無いのかもしれない。

乗り合わせた人の思いはそれぞれだろう。そして、その電車を止めるべく線路に横たわる”デモ“の人達の姿も少なくなった。

制御不能のようになって、ひた走る電車。それは、あの原発の爆発時のような様相。

電車も時代も、ある時から道を間違えてしまった。

欲望には果てしが無い。欲望は欲望を呼ぶ。電車の運転席は見えない。不透明なガラスで遮断されているから。見えないように作られているから。

電車のスピードは上がっているようだ。電車に乗り遅れた人達もいる。置き去りにされた人達も。

ブレーキの効かない電車。せめて、だれか転轍器を動かしてくれないものか。

古い映画の題名を思い出すなんて、なんか、昨夜の夢見が悪かったのかもしれない。
思考回路は春に背いている・・・。

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