2011年12月4日日曜日

郡山の野菜たち

郡山のNPO法人郡山農学校や郡山農業青年会議所。野菜やコメ作りに日夜専念してきました。

きょうはひさしぶりの「あぐり市」。郡山の町のど真ん中での野菜の直売。寒い風が吹くすさぶ中、生者者達が手塩にかけて育てた野菜が数多く並べられました。

なにせこのご時世。野菜の販売は難しい問題。生産者達はそれぞれ独自に線量計を自腹で購入。測りに測ってnot detected。ND。未検出を確認の上での出品。

いろんな種類の野菜達が並べられ。野菜達は皆元気そう。みずみずしさをより増したような。

ここの野菜。とにかく美味です。そして安い。農家の心がこもっている。地元のおなじみさんが立ち寄り、中には旅行者の方も味見をし。

震災以来初めての市です。

亭主は相変わらず痛みを持ったからだなのですが、顔出し。農家の人や野菜クン達に声をかけて。

とにかく、市のやっている通りは寒いのです。昨夜からの突風の名残もあり。「完全武装」の生産者。誰が誰やら顔が判別出来ないくらい。でも、皆にこやか。風をものともせずの根性。販売出来てよかった。

買われる野菜たちもどことなく嬉しそうに見え。

ビルの陰に入っての一服。苦労話を聞いて。みんな放射能の事に関してはずいぶん勉強したとか。とにかく詳しいです。検査体制もちゃんとしているようです。

この人達を放射能はどれだけ苦しめたのか。でも、苦労話はしても彼らは誰も「愚痴」を言わなかった。代々、土と暮らしてきた人達のたくましさ。
時折差し込む冬の日差しが、せめてもの彼らに対する「差し入れ」か。

今夜の我が家。野菜ふんだんの鍋となる模様。ふるまわれたコシヒカリの炊きたてご飯もおいしかった。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...