2011年5月29日日曜日

フィンランディアから新世界へ

ふくしまに癒しと元気をーと題した復興応援コンサートがきのうありました。郡山で。東京都交響楽団。指揮は郡山出身でベトナム国立交響楽団の音楽監督をつとめている本名徹次さん。

縁あって本名氏とは旧知の仲。コンサートを覗いてみました。

最初の曲。シベリウスの交響詩「フィンランディア」。たしかに、「復興」にはふさわしい選曲。それに亭主にとっては忘れられない曲。

大学時代、吹奏楽部でやったコンクールの自由曲。懐かしいという言葉だけでは言い表せない思い出の曲。

帝政ロシアの圧政に苦しんでいたフィンランドの独立運動を支えた曲。フィンランドの人達の愛国心を鼓舞した曲。

最初に付けられた曲名は「フィンランドは目覚める」。今の我が国にとってももってこいの曲。中間部の旋律にはあとで「フィンランド賛歌」として歌詞も付けられた。

     おお、フィンランドよ、見よ、お前の朝が明ける
     夜の脅威は消え去った
     ヒバリは輝く朝を歌う あたかも空が歌うかのように
     夜の力は朝の力に打ち負かされた
     お前の朝が明ける 祖国よ

あの時代、学生時代。まだ冷房はそれほど普及していなかった。通学の電車や地下鉄、夏は暑かった。それが当たり前だった時代。コンサート会場にも冷房は無かったような。

ビールは時として生ぬるく、窓を全開にした歌舞伎町のバーで酒を飲むのさえ暑かった。団扇片手に有楽町のガード下・・・。


復興応援コンサートは満員。やがて今日はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の第4楽章。

いい演出だね。曲の構成。そう、我々は新世界へ向かわねば。力強いオーケストラの響きは心に染みるものが。

「なんとなくいい気分」。終わったあとのそんな印象。

夜は恒例の仲間たちとの飲み会。それぞれが原発事故への思いを語り、怒り、嘆き。

フルート奏者は避難所18か所を回ったという。とにかく営業利益を出そうと社員に発破をかけたという専務。なぜか。利益ださないと義捐金が生まれないからと。

ドリカムの吉田美和の「何度でも」という歌が、今にぴったりだとマサオが言う。

   こみあげてくる涙を何回拭いたら 伝えたい言葉は届くだろう?
   誰かや何かに怒っても 出口は無いなら
   何度でも、何度でも、何度でも
   立ちあがり呼ぶよ君の名前 声が涸れるまで
   悔しくて苦しくて 頑張ってもどうしようもない時も
   君を思い出すよ

そうだ、この歌もあったんだ。皆で知ってる限り口ずさむ。隣でダイスケが泣いている。

でも亭主は、やはり長淵剛がいい。ホールド ユア ラストチャンスが。
キミツグが好み、大男のキミツグを思いっきり泣かせる長淵の歌詞がいい。

    傷つき打ちのめされても
    這いあがる力が欲しい
    人は皆弱虫を 背負って生きている

この歌を「人生の応援歌」としている人達も多い事だろう。

音楽、力がある。

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