2011年5月20日金曜日

どうにも解せないことが次々と

きのう津波に襲われる原発の光景を撮った写真が公開された。リアルな写真だけど、あの鮮明な画像。なんで公開されるのが今なのか。解せない。そう思う人はいっぱいいる。何で今頃。それに対しての明快な答えは無い。「資料を整理してたらたまたまありました」。そんな東電の説明になるほどと納得する人はいまい。

思惑あるはず。そっちに話題を振っておいて、なにかから目をそらそうとしているのか。与謝野のバカが「神の仕業」と言ってはばからぬように、全てを津波のせいにして賠償責任をいくらかでも逃れようということか。

先日は中央制御室あったというホワイトボードの公開。あのボードは持ちだされたものなのか。制御室に入った人が撮影してきた写真なのか。寡聞にして、それを見聞きしていない。書かれている内容に「緊迫していた状況がわかります」なんてコメントするアナウンサーはいても、なんで今頃それが出されるのかについての言及無し。解せない。ボード持ちだしていたのなら”改竄”だってありうるし。

そして昨日、ふと思い出した、気がついた、素朴な素人の疑問。
何回か原発に見学、視察に行ったけど、たしか原子炉建屋の中には何台もの監視カメラが置かれていた。たしか東電の説明では、誰も触れられないIAEAのカメラだと。常時24時間作動していて、原子炉内の模様をIAEA本部に送っているとかいう説明聞いた記憶。あの監視カメラの映像ってないのだろうか。停電でダメになっていたのなら、その直前までの映像はあるはずじゃないのかと。

東電や保安院の会見の時にだれかそのカメラのこと聞いてくれないかなあ。少なくとも原発に入ったことのあるメディア人なら知ってることだとおもうけど。
みんな入ったことないのに「解説」してるのかな。

事故収束には何の役にも立たないけど、気になった解せないこと数点。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...