2011年5月30日月曜日

放射能と家族

全く終息の見通しが無い原発。いや、日毎に変わる状況。悪化の予感さえ。

連日伝えられる放射線量の値い。大気、土壌、農作物、海中・・・。
もちろん避難区域にはなっていませんが、福島県の中通り。福島、二本松、郡山。放射能への恐怖からさまざまな人間模様が出てきています。

とにかく街中から子供がいなくなったのは事実。学校や家庭の中にはいるのですが。

放射能から子供を守らないと。親の心理は理解出来るところですが。

我が家のご近所。奥さんが子供二人を連れて関西方面の実家へ。旦那は”単身赴任”を余儀なくされています。「大丈夫ですよ。家事は出来ますから」と。

避難する、疎開するで家族間で諍いが起こり始めています。見えざる敵に対してのいい知れぬ恐怖心。その人それぞれの”価値観”ではあるのでしょうが。

幼稚園や小学校でのママ友の影響も大きく。「大丈夫だよ」という夫と「怖い、何かあったらどうするの」という奥さんの間で喧嘩が絶えなくなり。

ついに奥さんと子供だけは”疎開”ということに。仕事は捨てられない旦那。苦渋の”決断”。単身生活を送ることに。彼はほとほと疲れきっています。会社では遮二無二働いて、癒しを求めて帰った家では奥さんから毎晩責められ。
原発への恐怖。
口論のあげく離婚に至った夫婦も少なからずだそうです。

逆に恐怖心のなせるわざか。にわか結婚も増えているとか。寄り添いたいがために。一人でいることの不安やストレスから逃れたいために。

放射能は家族の絆を壊し、家庭をも崩壊させている。人間の弱さということだけではすまされない。

原発は家庭だけじゃない。地域も含めて人間関係を壊しまくっている。みんながすべて強い心ではいられない。絆は壊れはじめている。

いつまで・・・。当てのない、期限の見えない”離散”。

疎開。あの戦争中だけの言葉、現象だと思っていたけど。疎開した子供たちが、新たな絆を作り、強くなってくれればいけど・・・。

残された旦那。多分、毎晩飲んだくれるでしょう。愛する子供たちが消えてしまった家の中・・・。

恐怖心を煽りに煽るのが週刊誌。少なくとも見出し。今朝も数誌の広告が。見出しを見る限り、福島県は終わりって印象。いや、この国そのものが。本文はもちろん読む気にもなりませんが。

県内の地元紙。二紙。某週刊誌の広告掲載をやめたとか。

新聞、テレビの有り様もわからない。週刊誌に至っては、何を目的にしているのか。とにかく売れればいいということか。

「あなたたちが壊しているものは大きい、大きすぎるのです」。

新聞、テレビの力は大きい。影響力は凄い。そのことをもっと自覚してよ。あなたたちの伝え方ひとつで、多くの人が不幸になり、この国を壊していくかもしれないということを。もっと、もっと自覚してよ。メディアの人間にそんな権力は与えられていないはずなのだから。

東電は信用出来ない。結構。その通り。政府も信頼出来ない。結構。その通り。メディアだけは”信頼”というモノを勝ち得て貰わないと。

不幸な家族を作り出しているのはメディアだってことわかっているのかな。

30キロ圏内から避難させられて来た人たちが郡山には沢山いる。来月からは仮設住宅に入れる。郡山より大気中の放射線量が少ない地域から来た人が、線量高い郡山の仮設にやっと入れると安堵している。
その"安堵”の地、郡山から脱出、避難、疎開している人々の群れがある。

最大不幸社会が実現しようとしている・・・・。

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