2011年5月10日火曜日

「俺の米を・・・」

原発事故。避難民。20キロ圏内の住民の一時帰宅が行われています。川内村の住民。54世帯92人。

70センチ四方のポリ袋に何を入れて戻ってくるのか。様々でしょう。位牌だ、着る物だ、保険証だ、アルバムだと。たかがしれています。ポリ袋に入れられる量。

孫夫婦に代理を頼んだ人だったか。「米を持ってきてくれ、俺が作った米を食べたい。たとえ5キロでも」。千金の重みのある言葉。

農家の人はそうなんです。自分が作った米が最高なんです。米だけじゃない。野菜も果物も牛も。自分が手塩にかけて作ったもの。それは我が子と同じなのだと。

この想いは、米はスーパーで安全な物を買う、そういう生活習慣の都会の人にどう届くのでしょう。

「牛を見てきたい」「ペットが心配」。集合場所から家に向かうバスに大きなドッグフードの袋を抱えている人がいました。

幸い、明日以降ペットは県や保健所によって保護されるそうです。家の前につないで置けば。それまでの、いや、これまで腹を空かせて待っていたペットへのおみやげ。数日間の”食事”。

やっと会えた飼い主。つないで置かれる束の間と思うけど「別れ」。犬の辛さは。再会で喜びちぎれるように振った尻尾をまたまるめるのか。

飼い主の背中に大きな鳴き声で訴えるでしょうね。連れていってと。

集合場所に戻ってきた人達の放射線量はいかほどか。スクリーニングの結果は。たぶん「洗浄無し」と思います。

米が持ってかえれればいいな・・・・。

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