2012年9月29日土曜日

「最終処分場」のこと

国は福島県に約束した。仮置き場と中間貯蔵施設は県内にしてくれ。最終処分場は国が責任をもって県外にすると。高濃度の放射性廃棄物の行方。

中間貯蔵施設の場所も未だ決まっていない中、国は「最終」の埋め立て地の選定に動いた。

最初は栃木県の矢板市。疑念と反対の声。宙ぶらりんのまま今度はいきなり茨城県の高萩市。市長は反対。

突然の訪問、突然の要請だったという。環境副大臣の訪問。

これらをめぐってのマスコミの扱いは極めて小さい。地方紙以外は。

最終処分場。それは国にとって重要な決定である。それを副大臣がいきなり持ちかける。そうだとしたらこんな幼稚な話は無い。いや、“偽装”としか思えない。

国で練りに練って、相当な根回しや“工作”をして、持ちかける話である。

いきなり、突然。それは、断られることをわかっていてのパフォーマンスだとしか思えない。それを見抜いているからマスコミの扱いが小さいのか。

「やってますよ、動いていますよ」という福島県に向けての“だまし”だ。

中間貯蔵施設がどうにか決まったとして、その数年後、福島県に言ってくるのだろう。「いろいろやりましたが、結局ダメでした。ここは一つ・・・」てな具合で。

その頃、どんな政権が出来ていて、原発政策がどう展開しているかわからないが。原発から出るすべての“ゴミ”に対して。

富岡町は「今後5年間は帰らない、帰れない」と決めた。すでに大熊町でも決めている。浪江も。

今後5年間―。5年後の街の姿を想像できるか。荒れ果て朽ち果てた街になっているかもしれない。町は町であって、町ではないだろう。

仮に除染が進むとして、それはほとんど期待が持てないが、どうやって5年間待つのだ。
「仮の町」で待てというのか。

移転を考えている人も大勢いる。しかし、東電は一括賠償に応じない。国もそれを叱責しない。

最低5年はつづく“無人地帯”。そこは格好の貯蔵施設候補地になり得る。そして、核の“ゴミ”の一大集積所になる。想像に難くない。

この想像が、国のずるさ卑怯さの指摘が間違っていて、後年、「お前は嘘つきだ」と非難されたらなんと嬉しいことだろうと。

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