2014年10月9日木曜日

継続か変革か。♪ああ~福島県♪

「福島県 県民の歌」というのがある。その歌はあまり県民に浸透していない。日常聴かれるのは県の広報番組の時くたいか。

その歌詞にはこうある。
♪明るいふるさと福島をつくろう。みどりひかるこの空いつまでも ああ福島県♪

3番までの歌詞に全部「ああ 福島県」が書かれている。

「ああ」をどう読むか。節回しの合いの手と取るのだろうか。まさか「嗚呼」と言う嘆息の意ではないと思うけど・・・。

県知事選が今日告示された。6人が立候補。全員新人。6人立候補しているということは人数的には県民の選択肢は広い。しかし、実態は選択肢は狭められている。

政党が相乗りを決め込んだからだ。

雄平前知事から後継指名された副知事だった内堀。内情はともかく、自民、公明、民主、社民の各政党の相乗り候補。
副知事の前は霞が関の高級官僚。言い方は悪いかもしれないが「中央」からの天下りだ。

当初、自民県連が担いだ元日銀の支店長、鉢村には党本部が「うん」と言わなかった。
勝てる、勝てないってこともあろうが、今の政権は、地方自治体の長を、官僚上がりで占めたいとしている。“統治”を容易にするために。

中央と地方の関係。それがいかなる関係であるべきか。
安倍改造内閣で地方創生相が誕生した。安倍内閣は地方の振興に力を入れると言う。
その最初の県知事選・・・。

原発事故の唯一の被災県ふくしま。県知事選の焦点は「原発問題」のはずだ。

世に言う“脱原発”が争点となるはずだ。なるのか・・・。

候補予定者を集めて開かれた公開討論会。
「県内の原発は全基廃炉にすべきか」という問いには全員が「そうだ」と答えた。
しかし、その他の原発につては、論議は交わされなかった。

前宮古市長の熊坂が「県外原発も即刻廃炉だ」と言った以外は論点にされなかった。

主催者は言う。「県外の原発について聞いて欲しいと言う事前に公募した県民の意見には無かったからだ。手出しできないと思っているので、復興をどう進めるのかに関心がある」と言ってのけている。

違う。と思う。

原発被災県だからこそ、全国の原発問題、再稼働問題に言及する、論議する“義務”があるのだ。あえて“権利”とは言わない。

広島でも、長崎でも、核の問題について世界に発信し続けている。沖縄は米軍基地について常に論争している。その“資格”があるからだ。

福島で原発を語らずして、何処が語るのか。

いわゆる「復興」。県の裁量の範囲は極めて小さい。国に“陳情するのが関の山なのかも。

福島県民も原発に対しての意見も分かれている。再稼働は必要だとする、県経済界の大物もいる。再稼働無くして経済成長無しとする人達もいる。
もうこりごりだ、同じ境遇に他県の人を落としいれてはならないと思っている避難者もいる。

帰還なのか除染なのか。それとても意見は分かれている。

地方自治とは何か。福島県知事選に問われている課題だ。中央に追随することは地方自治ではないはず。

地方選挙で国政上の重要課題をどこまで問うべきか。そんなことに関して、新聞にこんなコメントがあった。福島大学の清水修二特任教授の話しだ。
「全国の原発をどうするかは、国や全国の人が考えるべき問題だ。被災地だけに日本の原発政策のあり方を背負わせるのはお門違いだ」。

この人の考えが理解できない。被災地だから背負い、語るのだ。
地方から国へ反旗を翻すべきなのだ。

有権者は160万人余り。前回よりも4万人以上が減っている。言われ続けてきた少子高齢化の故なのか、避難含め、人口移動の故なのか。

160万人の選択。

県民の知事選に対する関心は薄い。そう見て取れる。なぜかは語るまい。
投票率は「最低」を記録するかもしれないと言う予感。

かつて自由民権運動があり、国にもの申していた反骨の士を多く輩出していた福島県なのに。

嗚呼、福島県なのかも。

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