2014年10月10日金曜日

ありふれた、通り一辺倒な・・・。

きょうは10月10日。「体育の日」なのだ。いや、だった。50年前の東京オリンピックを契機に作られた“祝日”。

国民の祝日法というのは改正に改正が重ねられてきた。またもや休日を増やすと言う「受け狙い」を謀議中とか聞く。


ハッピーマンデー。いろんな祝日を作り、日曜とつなげての連休、連休。今年の体育の日は来週月曜にされた。

なんだか変だと思う。「祝日」の意味合いが薄れると。

法の名を「休日法」と変えたらどうか。いや、国旗を立てて祝う祝日と休日を分けたらいかがかと。

無意味なわざとらしく作られた休日に祝意を表する気になれない。

合いもかわらぬ通り一遍のような「祝日」の有り方への“文句”。


建設業を営む経営者と話をした。大変な人出不足だと言う。
人を雇うために日当というか賃金を上げねばならないという。競い合うように賃金が高騰しているという。

このままでは「人件費倒産だ」と。

ピンハネがあるかどうかはともかく、除染作業員の日当は1万8千円が相場だとか。
1Fではどうなっているのか。

能力の高い作業員は、被ばく量が限度に達し、現場を離れざるを得ないと言う。
人員確保の為に、「素人」の作業員が入り込んでいるという。相当数。
収束作業にはかなりの支障が出ているとも。

そして、6年後の東京オリンピック。建設作業員は多くが日当の高い東京に集結しているという。数々の施設の建設や、道路建設のために。

そして被災地であるところの住宅建設や復旧作業ははかどらないという。
「3・11」は、別の側面から見れば日本の雇用形態を変えて行ったようにも見える。

前出の経営者は言う。「東京オリンピックの後は人余りになって、この国はガタガタになるでしょう」と。
当事者としての一つの杞憂だ。

それでも「東京オリンピック」はもてはやされる・・・。
実態の伴わない「おもてなし」が流行語になり、猫も杓子も「おもてなし」。
裏を見れば・・・ということだ。

最近、郡山でもやたら道路工事が行われている。渋滞あるところは工事。
タクシーの運転手が言っていた。
「B1グランプリのための道路整備。格好付。来県者への好印象ですよ」と。

「ま、走りやすくなればいいのだけど、道路予算無くなっちゃうんじゃないですかね。ま、これも今風に言えば“おもてなし”っていうんでしょうかね」。

よくある話じゃないかい・・・♪

きのうから始まった福島県知事選。事務所の前を選挙カーが通っていった。
ウグウス嬢と呼ばれる女性がマイクから大声を上げている。
「皆様のお力をお貸しください。皆様のお力が必要です」。

相も変らぬありふれた選挙風景。この時だけの「お願いします」。

隣に座っている候補者は手をふるだけ。原発についても、県をどうするかも言わない。懇願するのみのご様子。

今度の知事選だけは、通り一遍の選挙とはちがうんだなあと思うのだが。
県の浮沈、県の矜持が問われているとおもうんだけどな・・・。

普通のサラリーマンや学校は明日から3連休となる。「ハッピーマンデー」で。
「ハッピー」なんて言っている場合なのかな。
大型台風の襲来が予報されている。ならば出かけなくてすむのは「ハッピー」なんだろうけど。

連休関係無し。働かなくてはならない人は多々いる。

なんだかんだの、ありきたりの“愚痴話”にて。

不作法仕りました。

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