2014年10月20日月曜日

「祭りのあとの寂しさよ」

くどいようだけどB-1グランプリ。後味悪しなんだな。

きょうはそこそこ強風。体感温度寒し。
関係者が会場の後片付けに専念している。仕事とはいえご苦労さまだ。
ひとりがつぶやいていた。
「祭りの後の寂しさ」と。そう、どこでもそうなのだ。
大勢の人で賑わった後、だれもいない中での後片づけ。

何年も経験した。その寂しさを。

余計なことをちょっと・・・。
イベントの2日間の来場者は45万人だったと言う。47万というのもあった。新聞は(主催者発表)としながらも。

会場に行った人の実感でも、そこに一日居た人も、会場を俯瞰で撮った写真をみても、テレビに映る会場の様子を見ても、そんなに人は来ていない。
昨日、一昨日、街中の様子を見ていても、こんなに人がいないんだと思うくらい人波は無い。

初日、関係者の一人は言っていた。「4万人でしょうかね」。17万2千人と主催者発表されていたのに。新聞は、見出して18万人と書いていた。

会場に行って、主催者に人数を聞いてそのままの記事。どうでもいいことのようだけど、「実相」を伝えていない。

かつてよくあった。論争まで呼んだ。メーデーの参加者、主催者発表と警察発表の大いなる落差。

当初の見込みが40万人だった。それを上回らないと成功ということにならないということか。

来年は十和田市。そこに“実績”としての45万人が重くのしかかる。

以前からこのイベント、来場者の水増しってやっていたのだろうか。

それが何であれ、今の福島には「数字」が大問題なのだ。0,1の単位だとしても。
水増しする意義はどこにあるのか・・・。

初日、会場の賑わいがネットで随分流されていた。
「そんなに行っているんだ。じゃ行かないと・・・」。そう数字の多寡は「同調行動」よ呼ぶ一番のアナウンス効果なのだ。

そしてもう一つの疑念。大賞は事前に決まっていたということ。
箸の重さで決めるとされているが、去年、浪江焼きそばが受賞することは決まっていた。と、当事者が以前に教えてくれた。

だから「出来レースやめよう」と市のHPにも投稿してみたが、人数の水増しも。有った反応は、コメントに「いいね」が何人もから寄せられていたということ。市の広報からはお返事ありません。


昨日も書いたが、収支決算はどうするのかと気になる。収入としては最低でも45万×1,000円となるはずだから。もし、仮に赤字だったら誰が、どこが補てんするのだろう。

実相で行こうよ、実相で。実数で。

小渕優子が辞任した。後援会招待の収支の虚偽で。うちわが寄付かどうかで問題にされていた松島みどりも法相辞任の意向だと言われる。

この人だけの問題ではないはず。古い慣習として後援会を接待する、接待されるのが当然だとしていた、選挙民にも“責任”がある。
観劇会をエサに後援会入会を勧めていたとも言う。

後援会事務局に問題がありなのだ。「おらが大臣」を辞任に追い込んだのは、まさに贔屓の引き倒し。選挙民の民意の有り様なのだ。
ビラは受けとらない、団扇ならもらう。そんな「価値観」に支配された民草の問題でもあるのだ。

選挙のたびに警察には選挙違反取り締まり本部というのが設置される。選挙違反、買収供応含めて。その慣行があると言う前提だから、事実がそうだから取締本部が置かれるのだ。

政治資金をめぐる虚偽、かすめ取り。なきわめいていたバカもいた。その他にもあった。

役所の中でも水増し請求がある。出入り業者との間でも。

「そういうお国柄なんだから」と達観するには、祭りの後ではないが、あまりにも寂しいのだ。

そういえば、下仁田ネギ、昔、中曽根事務所から送られてきていたっけ(笑)。
そのことを話したらば「総理大臣なのにネギとかずいぶんケチなんだね」と“評価”していた人もいたっけな・・・。

“チェルノブイリ”異聞

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