2013年2月24日日曜日

おおい、雲よ・・・

ふくいちライブカメラで見る4号機側からの映像。そこでの人や機械の動きはわからない。動いているには青空に浮かぶ雲だけ・・・。

いわき市にゆかりがある詩人山村暮鳥の詩。「雲」。

おうい くもよ
ゆうゆうと
ばかに のんきそうじゃ ないか
どこまで ゆくんだ
ずっと いわきだいらの ほうまで ゆくんか
そして、これと重なる詩をもう一つ。「ある時」。

雲もまた自分のようだ
自分のように
すっかり途方にくれているのだ
あまりにあまりにひろすぎる
涯のない蒼空なので
おう老子よ
こんなときだ
にこにことして
ひょっこりとでてきませんか

昨日出席した、ある研修会。著名な外交専門の大学教授の講演。時宜を得た話として安倍訪米、日米首脳会談の事。
“成果”を絶賛。失われた3年余りの日米同盟。それが再構築出来た。話は、それを元にして、尖閣や日中、対ロ外交、北方領土問題、憲法改正問題へと発展していく。

日米首脳会談、マスコミの評価も概ね上々かとも。そしてマスコミが関心を示し、裏や解説まで執心するのはTPP。
なぜか、原発問題に触れた安倍発言やオバマの反応に関しての記述が少ない。

安倍は「2030年代の原発稼働ゼロ」という民主党政権の方針を見直す考えを強調し、アバマもそれに“同意”したはずだが。
安倍の言う見直し。今後10年かけて原発再稼働の問題、国の原発政策を検討し議論していくというもの。

つまり、ひらたく言えば「10年間」は店晒しってことかとも。

国の明確な方針が決まらない限り、たとえば立地地域のまさかに備えた避難計画だって策定出来ないし、原子力規制委員会だって、へたすりゃ“無用の長物”ともなりかねない。

日本の原発政策。それはアメリカにとっても最大関心事。同盟強化を成果とする以上、原発問題でアメリカの考え、意向、思惑に異を唱えるわけにはいかない。

“原発をめぐる日米同盟”、そんなものも存在している。

原発とはイコール、エネルギー問題。日ロ会談だって、お互い目指すのはエネルギー問題。
外交とは、その9割が内政問題。そう解釈すべきかと。

日米首脳会談での原発問題をめぐるやりとりや思惑について、メディアでの“明確”な解説や論評が見られない。

おおい、雲よ、原発問題をどっかに運んで行ってしまってくれるなよ。

雲と一緒に、人の心も流れて行ってくれるなよ。

“チェルノブイリ”異聞

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