「この世をばわが世とぞ思う望月の 欠けたることも無しと思えば」。
藤原道長が詠んだという句が浮かんでくる。
いやね、昨日の続きのようなんですが。
またもや安倍への悪口、書いている方もいささか辟易ではありますが。
消費税増税への限りなき疑問。
かつて、消費税が導入された時、「便乗」があり、なんでもかんでも、どこでも消費税だったこと。
当時はたしか年間の商い売り上げ、1千万か3千万かだった。それ以下は消費税は徴収しないということだった。でも、大方は消費税を「お客」からとっていた。それが何処へ行ったか・・・。消費税逃れなんて言葉もあったくらい。
8%になった消費税を税務署は完全に補足出来るのか。
消費税負担で実際に負担増になるのは末端消費者だけってことにはならないのか。
たとえば、大手のスーパーではその分をなんとか吸収できるかもしれない。
小売店では無理。勢い価格転嫁。客は離れる。
商店は、零細企業はつぶれるとも限らない。
被災地にそれこそ仮の商店街がプレハブ商店が出来ている。そこにも消費税増税は及ぶことになるのか。
国の財政、経済としての消費税論議は盛んでも、誰も個々の事例は論じない。
消費税は消費者だけの問題ではない。生産者の問題でもある。
増税の負担感が無い人が増税を論じると言う不可思議。
いわゆるブラック企業、一部上場企業にもあるという。若者の使い捨て、失業者を“大量生産”する企業。そこも法人税減税の恩恵に浴するのかとも。
それやこれや、どうも安倍は大いなる勘違いに陥っているかのような感あり。
「俺の言うことは誰でも聞く」。そう道長の望月の歌のごとくに。
日銀総裁に意中の人を据え、内閣法制局長官も意中の人。周りを固める。居心地のいい環境整備に。そしてやりたいことを。
誰もがコントロール出来なかた原発。人類が出来る筈のない核。そのものではないが原発事故で派生したことを「コントロール」しているとうそぶくと言う満心加減。
それはマスコミをコントロールしているという自負からきているものかもしれない。
最近まで、連夜のように安倍とマスコミ幹部との「会食」が続いていた。例えは悪いかもしれないが、暴力団と飯を食った市民は罰せられる時代。
マスコミとの会食でこんなこと言っていたのではないかという勝手な作り話。
「あなた方は“批判”することが商売だ。仕事なんだからそうしなさいよ。許容出来る範囲でね。そうしないと購読者や視聴者が離れるから。でもね、一線を越えてはいけないよ。行きすぎたら容赦はしないよ」。
こんなことだって言いかねないような支持率。
そう安倍がコントロール出来ているのはマスコミなのだ。
それだっていつ手のひら返しに会うかもわからないのに。
改憲を持ち出すことは側近から諌められた。経済一本でいくべきだと仲間から勧められた。で、消費税・・・と来たのか。
改憲して中国に対峙できる軍事力を。そうなるといったいいくらの軍事費がかかるのか。とてもじゃないが消費税を25%にしたって追いつくまい。
そのうちまた改憲論議は盛んになるだろう。ニューヨークで何を言い出すのか。
墓穴を掘るかもしれない。
で、なんやかんや。安倍が目指しているものは一体何なんだろうってこと。
「身を切る改革」とやらなんとやらの話はどっかに吹っ飛んでいるし。破綻寸前の国家財政。でも、その危機感は為政者にはあまり無し。
民がそれを背負わされるってこと・・・。
街の商店街にとっては、死活問題にもなりかねないということ。
レジスターどうすんだべな・・・。タグの価格表示はどうすんだべな。ラーメン屋は内税、外税・・・。
2013年9月24日火曜日
“チェルノブイリ”異聞
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