2014年11月29日土曜日

「山」のこと

阿蘇山が噴火を続けている。マグマ噴火だという。
ちょっと前は御嶽山。
蔵王も不気味だ。活発化している。桜島も噴煙の量が増えている。
富士山も。立山も・・・。

火山活動が活発化しているような気がする。

地震噴火予知連絡会は八甲田山など三つの火山の常時監視を緊急提言したという。

やはり火山列島なのだ。

長野ではいまだ余震が続いている。長野以外でも三陸沖などできょうも軽微な地震が4回・・・。

地震列島なのだ。

だから原発再稼働はーー。短絡的にそう言っているわけではないが。

阿蘇にのぼる噴煙。火炎。やはり恐怖だ。岩石は山頂から1キロ四方だとしても、灰は風によってどこにでも飛散する。

桜島の灰。もう何度も“体験”した。

火山、煙・・・。日本列島だけではない。世界の各地で、火山の活発化の様子が時折伝えられる。

地球規模で、「異変」が起きているのだろうか。
「異変」と今に生きる我々は言うが、地球にすれば、当たりまえの「周期」なのかもしれないとも。

人間の仕業に無関係に、それは何等の意志も意図も持たずに、そこにある活動なのだ。

映像が“連想”を呼ぶ。

火の無いところ煙は立たないという。風評とは“煙”だ。火の恐ろしさが想念を拡張させ、あらぬ言辞となって駆け巡る。

長野の地震、被害の大きかったのみ映像化される。白馬観光。取りやめ相次ぐ。
現地の人は言う、「風評被害が恐ろしい」と。

その風評なるもの。未だに福島に向けられる風評。原子の火に端を発した風評。
75日どころか3年半以上もたっているのに。


山が動いた。かつて社会党が選挙で大勝した時、党首だった土井たか子が発した「名言」。
人格の無い山に意志を当てた。

安倍政権と言う山は巨大な岩盤なのか。動かそうとしても動かない山なのか。

奇怪なことが行われている。テレビの選挙報道に、自民党が注文を付けた。

テレビは、反応しているようだ。それが「山の声」の如くに。

毎日新聞が報じていた。テレビ朝日の朝まで生テレビという番組が、ゲストを下した。出演を真近になって断った。荻上チキとか小島慶子とか。

思い出す。あの毒舌をもってならした映画監督、大島渚のことを。

番組は結局、国会議員だけの討論会のようだったと聞く。
ならばNHKの日曜討論と同じじゃないか。

あの番組、田原総一朗が内容や、出演者にも関与している。事の顛末について田原はなにか言うべきだ。

朝日新聞の系列としてあるテレビ朝日。亭主の“青春”の場。なんとも心境複雑であり。

あらためて思う。テレビは何を伝えるべきかということ。自分たちの伝えたいことを伝えるのか。視聴者が伝えて欲しいことを伝えるのか。

自民党の“通達”にあったのは椿発言の事例だ。あの時、亭主はすでに福島にいた。系列の報道局長会で、椿に猛抗議したのを覚えている。
彼の発言があったからといって、局内はそれに従ったわけでもなかったし。

彼の発言が世間にそんなに影響を与えたとも思えなかったし。

だから、昨夜の朝生。番組内で、議員じゃない人が何をいうか、それは安倍を怒らせた「街の声」とても同じ。視聴者は当事者でない人が何を語るかを知りたがっているのではとも。

テレビが何を伝えるか。選挙を挟んでの正念場だ。見放されないようにしないと。

山からの連想で思ったことの断片。言いたいことを言いつくせていない感ありなのだけど。

安倍自民党ってそんなに大きな山なのだろうか。それとも動揺している山もどきなのだろうか。

“チェルノブイリ”異聞

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