2014年11月6日木曜日

「院」の内外(うちそと)

国会。あの建物の中は、院内と言われる。あの立法府の場は、国会法、衆議院規則で、言動・行動含め、さまざまな院の規定が定められている。
あげく「先例集」という分厚い書物もある。
それにのっとり国会は運営されているのだが・・・。

議員になった人はまずそれを熟読することが必須であるはずなのだけど・・・。

衆議院規則第六十六条にはこうある。

委員長は、委員会の議事を整理し、秩序を保持し、委員会を代表する。

つまり、委員長にはそれだけの“権限”が付与されているということ。もっとも委員長人事も安倍が決める人事なのだけど。

最近の委員会。もちろん、くだらない野次を飛ばす野党の議員はもっての他だが。

野次が飛び交うと答弁に立った安倍は、それを制する。「野次を止めなさい」と。繰り返し。

野次を止めるのは委員長の仕事のはず。委員会も仕切る、仕切れると思っているのか。

野党席が静まると滔々と持論の展開。
質問が気にくわないと答弁拒否。あげく「退席」の場面も。

とにかく相当イライラが溜っているんだろうなと。朝日新聞攻撃には、滅多に書かないフェイスブックに秘書名で投稿させたり。

どこか“幼児性”を感じるんだな。思い通りに行かないと怒り出すというところなんぞ。

以上、院内のこと。そして院外。

きょうか、きのうか、アキエ夫人がこんなことを投稿していた。

「命は大切なもの。だから自分で責任を持ち、自分で守らねばいけない。助け合うことは必要。でも、最初から人任せにしてはいけない。
非難、責任転嫁、言い訳 そんなことが多すぎる・・・。今朝も防潮堤を考えながら・・・」。

非難、責任転嫁、言い訳。そっくりそのままご主人のことかと。

安倍は下戸だと聞いていた。いつかも夫人の投稿写真にあった。なんかのお祝いだったか。主人はお酒のめないんで、私が飲んで・・・。
写真にはチョコバーもって笑っている晋三ちゃんのお姿。

福島か、東京の物産展か。地酒が披露されていた。小さなプラスティックのグラスに注がれた酒を安倍は飲んだ。一気にのように。そして美味しいと言っていた。
なんだい、飲めるんじゃないか。いや待てよ。あれは酒では無く水だったんではないかという邪推。昼間から酔っては仕事にならないし。

なんだい“捏造”じゃないのかと(笑)。

アメリカの中間選挙。上院、下院とも共和党が勝った。オバマは苦境に立たされる。

イエス ウイ キャンもチェンジも通用しなかった。支持率40%が効いたという。

自民党に愛想をつかした国民は民主党政権を誕生させた。民主党の化けの皮はすぐにはがれた。メッキだったことも露呈した。
また自民復権、安倍政権。

まだ50%近い支持率を保っているが・・・。

アメリカにしても日本にしても、選挙民はいろんな意味で「移り気」なんだよな。

アメリカの選挙結果が日本にどう影響するのか。少なくとも米軍基地の問題は何も変わらないだろう。

どう見ても安倍内閣は政治とカネを巡ってまだ揺れる。安倍に同情したいくらいだ。拉致問題だって、下手すら命とりにもなりかねないし。

政権にどう影響するかはわからないが、株高、円安は進行している。
一枚看板の「アベノミクス」を、追及する野党は、堂々と「アベノミックス」と言っているし。

院の内外・・・。
国会議事堂周辺の銀杏並木。もうすっかり実を落としたのだろうか・・・。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...