2014年11月4日火曜日

「ペレットストーブを買った」の巻

それこそ「清水の舞台」から飛び降りるような“決断”をして、先ごろペレットストーブと買った。
なぜか。なるべく電気に頼らない生活をしたかったから。

冬場、暖房をホットカーペット含め電気を使っていれば約3万円はかかる。家の仕様にもよるのだろうが。そして灯油でも“補完”しなければならない時もある。灯油代も高くなった。

知人のアドバイスもあり、ペレットストーブ購入。工事費込みで30万円強。
それは電気の暖房費の10年分で相殺される。
しばし、食費と酒代を切り詰めればなんとかなりそうだ。

灯油代で大方ペレットはまかなえそうだ。10キロ680円。多分10キロは三日間使える。

設置時に試運転、それからは使っていなかったが、昨日の夕方からは寒くなった。本格使用。
手馴れないため、着火にいささか手間取り、“応援”を依頼したが。

とにかく暖かかった。薪ストーブが欲しかったけど、家の大きさ、薪置き場、手入れ・・・。何よりも、とてもじゃないが物理的に家には向かない。

ペレットストーブ、ファンが付いている。音はややうるさいが、家中が暖まるの感。何よりも体の芯までぬくもるの感。

なるべく部屋の照明も消す。炎が灯りを提供してくれる。気持ちも安らぐし。

電気が無ければ生活は出来ない。もちろんパソコンだって使えない。でも、あの原発事故以来、電気に頼り切る生活から“後退”したかったのだ。必要最小限以外は。

ペレットは基本、間伐材から木屑から作られる。乏しい知識ながら、山林の“管理”は衰退している。間伐しないために山から野生動物も降りてくる。
間伐しないと、逆に樹は育たない。

ペレットとて再生可能エネルギーなのだ。

知人が教えてくれた。ペレットストーブには助成金が出ますよと。
郡山市のホームページを見る。5万円の補助とある。30件限度で。
ところがそれは平成23年度まで。打ち切りになっていたその制度。

郡山市ってどうなっているんだろう、何考えているんだろう。少なくとも原発被災県の中核都市なのに。的外れの指摘かな。

再生可能エネルギー。太陽光発電、風力発電等々。民間は必死になってそれに取り組んでいる。ファンドを作ったりの資金手当てをして。
国を挙げての取り組みだったはず。

それがある日突然、電力会社が揃って買い取り拒否。キツネに化かされたような。電力の供給と需要に関係。多くの再生エネルギーが送り込まれると停電を起こすから、送電線が対応出来ないからだとかなんとか。

政府もそれにはっきりと異を唱えない。

間尺に合わないちゃ~この事だぜ。

太陽光発電に一生懸命だった友人の建築会社の社長も頭を抱えていた。持っている幾つかのビルの屋上に全部パネルを設置したのだから。

原発再稼働に向けての費用で、件の送電線の問題なんて解決できるはずと素人は思う。そんな知識や技術は持っているはずだとも思うから。

なんか「悪だくみ」があるんだなとも思う。
ほとんど黙して語らない、再生可能エネルギー、自然エネルギーを破顔一笑の如くどなっていたもと総理大臣。

どっかでは反原発、脱原発を言いながら、福島知事選には「無関心」だった二人のもと総理大臣。都知事選では立候補までしながら・・・。

なんかどつもこいつも何を考えているのかさっぱりわからん。
さてさて今夜の気温はどうかな。ペレットの前でペットがのうのうと寝ている。
いい光景なんだけどな・・・。

And that’s the way it is ということで。

“チェルノブイリ”異聞

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