2013年10月11日金曜日

「人為的ミス」には必ず“土壌”がある

解決されることの無い原発の汚染水問題。度重なる汚染水漏れ。
このところの度重なる事故は、すべてが「人為的ミス」だとされている。
配管の繋ぎ間違いや、バルブ、傾き・・・。

どうも気になる。こと人為的ミスによる事故は、東電は素早く発表する。汚染水についてはすぐ発表する。
しかも、港湾内だけではなく外洋に流れ出した放射性物質の測定値まで。

汚染水に目を向け、もっと大きなことが隠されているのではないかと疑いたくなる。
原子炉そのものの、溶け落ちた燃料の事など。

なにかに目を向けさせ、目をそむけておいて隠していることがあるのではという疑念。

安倍の「コントロール発言」は全く無視だ。言及することもいまいましい。

多分、工程表だと来月から4号機の燃料取り出しが始まるはず。そこで「人為的ミス」があったらどうなる。事故があったらどうする。
とんでもない事態を招来するはずだ。

人為的ミス、学者や専門家や、やたらと横文字。ヒューマンエラーだと。
なぜそれが起きるか。
人為的ミスのおきる根底にあるものは。

作業員の質、そう今、現場を知悉している作業員がどれほどいるのか。
東電社員、関連会社社員含めて。

頭数が揃っていればいいのではない。質の問題。

まだ経験豊富な練達の士がいたとしよう。彼らは疲弊しているはず。士気は後退しているはず。

簡単な話だ。寝不足や過労。萎えた気力。その状態に置かれると人間の思考力は極端に低下する。正常な判断さえし難くなる。

作業員の労務管理は極めて杜撰だとも聞く。起こるべくして起こった人為ミスなのだ。

そういう土壌になっているということだ。組織の在り様の問題だ。現場優先、そこの人をいかに厚遇し、ミスが起きないような環境づくり。それが今の東電に欠けていること。だから収束なんて覚束ない。4号機の燃料取り出しへの危惧も生まれる。

JR北海道の相次ぐ「人為ミス」。その根底にあるのは労組の問題。4つの労働組合がお互い反目しあい、対立し、組合同士で軋轢を生んでいる。

組合に会社側は手を出せない。社長がいくら謝っても「改善」の兆しは見えない。

国鉄の長い歴史の中で生まれた鬼の動労含め、圧力団体労組の余韻が今も尾を引いている。
組合の問題になれば、彼らの言う「組織の維持」が大命題。客の存在は存在しない。視界から外されている。会社の意識も常に組合に向く・・・。

かつてあった国鉄や私鉄のゼネスト。そこに「客への迷惑」「客の安全」なんていうことは、腹の中には存在していなかった。闘争のための闘争。

その残滓が生きている。

東電にも電力労組に加盟している労働組合があるはず。東電労組が関連会社の労働者のために、待遇改善問題も、安全確保の問題についても何か物を言ったのか。

聞いたためしが無い。

東電労組からの“内部告発”は無い。内部告発と言う危険を冒してでも物を言い、原発事故現場の真相を明らかにするのは関連会社の作業員だけ。

人為的ミスの土壌。そこに隠れているのは労働組合の存在だとも。

連合なんていう組織は、今や、どこであろうと政権の枠組みの中に取り込まれている。
これもこの国の在り様の一つなのかもしれないと思い。

そして思う。
ミスも含めて、情報は人為的に操作されているのではないかということ。

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