2011年6月16日木曜日

解せない「枝野解説」

今日の新聞記事。「被曝しても収束優先。決死の首相?原発視察 枝野氏が解説」。そんな見出しの囲み記事がありました。

きのうの国会で述べたもの。3月12日の菅が第一原発を訪れたことについて「万が一、放射能を浴びるおそれがあったとしても、将来的には影響の出る可能性はありうると思ったが、緊急事態で事態を収束させる方が優先だった」。菅の被曝の可能性について言及。さらに「急性被曝で、総理ご自身がすぐに指揮をとれなくなるおそれは、それほど高い可能性ではないと判断していた」とも述べたという。

時あたかも爆発を防ぐためにベントをするかしないかで大騒ぎの最中。もっともこれも後で明らかになったことだけど。記者会見では、枝野による「安全発言」が相次いでいた。

菅に同行していた斑目は「安全です」と言ったとされている。今になってわかった。斑目の言う安全とは、原発の安全ではなく、菅の身の安全だったのだと。

視察後ベント開始、間に合わず水素爆発、大量の放射線物質がまき散らされた。

菅の被曝の可能性。それは、メルトダウンしていることを知っていたからだと。急性被曝で指揮がとれなくなる可能性もあった。高い低いの可能性じゃない。
指揮がとれなくなるようなダメージを与えるおそれがあったということじゃないの。

すでにしてとんでもない事態になっていたんだ。12日の朝は。

決死の覚悟で視察に行って、収束に何の貢献があったの。何もなかったじゃないの。

菅を持ち上げているのか、隠し事をしていた自らを懺悔しての答弁なのか。理解に苦しむこの枝野解説。

全員とは言わないけれど弁護士上がりの政治家って皆おかしい。黒をシロといいくるめるような手立てに長けていて。仙谷も然り。

言質を取られないように言葉を選びながら、上手いこと“被告”を有利に導こうとするような。“被告”、それはもちろん菅直人ですが。

先日テレビでたまたま見ていた自民党のタレント弁護士、丸山の質問。これも意味不明の長広舌。丸山はともかく。

知り得た職業上の秘密は秘匿する。その精神が政治家になっても生かされているってことか。

菅もそうだけど枝野も「大嘘つきのコンコンチキ」。

亭主も昔、弁護士を志したものの中途で挫折。よかったのかどうか(笑)

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...