「俺がやらねば誰も出来ない。俺しか出来ない」。そんな馬鹿げた思いあがりが菅の頭の中を支配しているのだろう。
引き際をめぐる条件闘争。こんなこと前代未聞だよ。「あんたが辞めればうまくいくんだよ」。そう言われたらさっさとやめればいい。「辞めるから、これとこれとをやってく」と遺言すればいい。もっとも遺言の中味にもよるけれど。
次々と引き出されてくる退陣の条件。ついには再生エネルギー法案だと。菅が総理大臣になってからの言動や行動を見てみよう。自分の頭の中はからっぽ。知恵ゼロ。だからいろんな会議立ち上げて美味しそうな意見だけ取り入れようとする。そうした。だから日替わりで言うことが違ってくる。
最後の土壇場で言い出したのが孫による入れ知恵。再生可能エネルギー。
ふざけんなよ。今、我々が欲しいのは、自分たちの生活を再生させるためのエネルギーなんだって。
震災後、菅が何をした。なんにもしていない。混乱だけを起こしている。
「東電は俺のこと嫌っているからな」。そんなことを側近に言ったとか。嫌っているのは能力がないから。嫌われているのなら、言うこと聞いてくれるわけがないのだから引っ込めよ。
この10日あまり。「政局」というおままごとのようなお遊びに、遊びほうけた馬鹿どもによって、政治は全く動いていない。被災者救済なんて出来ていない。
復興法案出来たじゃないかというかもしれないけど、余りにも遅きに失している。
そのバカバカしい政局騒ぎを毎日金魚の糞みたいに追い掛け回しているマスコミ。記者のみならずアナリストだとかなんだとかの具にもつかない解説。
永田町の手練手管を解説してもらってもなんの役にも立たない。
原発はいっこうに改善の兆しなし。瓦礫は積まれたまま。住むところ。仕事。
どれもこれも明日では遅すぎるんだよ。
ホリエモンが収監。見に来いとツイッターで呼び掛け。高検前に行くバカ。群がる250人ものマスコミ。これがこの国の現実だ。
度し難い馬鹿どもが多過ぎる。
民主党の議員さんたちに問う。「なんであなたたちは菅を選んだの」と。
菅さんよ。あなたがいるだけで政争の種は尽きない。政争は終わらない。一日、一日延命するたびに、被災者は、一日、一日不幸になる。
いくら言っても通じないな。「この国は俺でもっている」と盲信しているんだから。
誰がネコの首に鈴をつける。もう”愛妻”しかないのかな。せめて伸子夫人の、孟母の”決断”に期待でもしてみようか。
2011年6月21日火曜日
“チェルノブイリ”異聞
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
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新しい年となった。雪の中だ。 良寛の詩作を引く。「草庵雪夜作」の題名。 回首七十有餘年 首 ( こうべ ) を回(めぐ)らせば七十有餘年 人間是非飽看破 人間の是非看破(かんぱ)に飽きたり 往来跡幽深夜雪 ...
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そう、あれは6月の初めだったか。 急に視力が悪く、パソコンの画面が見え難くなった。 脳梗塞で入院した時、最初に診察してくれた当直の麻酔科の医師が「白内障が出てます。手術した方がいいですよ」と教えてくれていた。 その後転倒して、それも二回。 CT 検...