2012年5月28日月曜日

「情報」についてのいろいろ。

郡山は時々、大きな雷鳴と稲妻。雨・・・。消防車や救急車のサイレンが鳴り渡っています。空は真っ暗。天気予報では浜通に激しい雨が降るという。雷も。竜巻の懸念も。

思わず見てしまう東電のライブカメラ映像。クレーンが伸びたような。

テレビで見た原発4号機の映像が浮かんでくる。むき出し状態になっている、屋根の無い燃料プール。ビニールシートのようなもので覆われていたが、大雨するとどうするのか。他の号機も然り。汚染水が流れだすのでは、もうタンクは満杯状態だと言っていたから・・・。素人の「懸念」は天候とともに、ふくらんでくる。

きのうも書いた耐震強度も含めての4号機の安全性。どうも東電では会見でいろいろ言っているらしい。コンピューターによる解析など含めて。それが信用できるかどうかはともかく、会見に出ているメディアは、そのことをあまり情報として流していない。
現場に入って、その様子を伝えて、はじめて見る地元のメディアは、不安視するのは当たり前。

去年、NHKの今のEテレ、それを原発チャンネルにしてはという話がどこからともなく出されていた。4号機問題、もし地震でも来て壊れることがあったら東京もダメ。3千万人避難とか、公開されてあらためてその懸念を言う。アメリカの研究者の情報を流し。

メディアの側の情報の流し方にも問題ありなんじゃないのか。

時同じくして枝野の事故調での“証言”。
「情報を政府として十分に集約し、それに基づく予想、想定ができなかったことこそ反省すべきだ」と述べ、情報集約と提供が不十分だったと認めた。当たり前だが。
今更「反省」を口にされたって何にもならないが。

ちょっと横道。事故調始め各所での検証はもちろん必要。でも、こっちでは現在進行形。意味をなさない反省の弁を聞いているより、対策に専念して欲しいとうのはおかしいかな。

国家の中枢が情報収集はじめ、その管理、提供が出来ていなかったということ。これこそ、この国の“汚点”。

情報の優劣、それが戦いを制する。第二次大戦、対米戦。日本の軍事情報はアメリカにほとんど漏れていた。
宇宙を行き交う軍事衛星。情報を得んがため。

CIA,アメリカ中央情報局。それに比すのは日本ではどこ・・。

スポーツの世界だって、情報戦。女子バレー、真鍋監督が手にするipad。コート脇のアナリストから送られてくる敵の情報、それをいかに読み解くか。

政局だって情報戦。与野党問わず。身内の中でも。

日本は情報弱国。そんな評価もされているとか。

そしてネット含めて、巷に飛び交う怪しげな情報の数々。こっちはお盛ん。

情報化社会という触れ込みの中で、一番“情報弱者”だった政権中枢。

デマも風評もそりゃ流れるわい。こんな政権の中だもの。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...