2011年4月19日火曜日

この「感覚」をどう見る

朝日新聞に「リレーおぴにおん」というコーナーがあります。きょうの紙面はニッポンの男たちへ⑤。前首相夫人の鳩山幸さんが登場しています。それの一部抜粋。

「私の元気の源と言えば、太陽なんです。太陽のエネルギーをパクパク食べるの。食べ物でも何でも、地球上の物はすべて太陽の恵みでしょう。だから、太陽に感謝の意を込めて、別に食べなくっても拝んでもいいし、とにかく太陽に意識を向けることが大切だということです」。

このコーナーの上段の記事は震災関連です。

今、福島県の人達は太陽をパクパク食べられないのです。太陽の恵みを受けた作物は食べられないのです。原発の収拾を祈り、拝んでいるのです。

幸さんの言う「太陽」を「原発」に置き換えてみたら。

この記事はインタビュー記事です。だから、いつのインタビューかわかりません。ずっと以前のものかもしれません。原発事故が起こる前に幸さんが喋ったことかもしれません。そうだとしたら、ちょっと幸さんは気の毒かも。
余りにもノーテンキ。脳天気、NO天気だから。

もし、事故後に喋っていたのならもうその感覚を疑う。許せない。太陽をパクパク食べるどころか、太陽の下で遊ぶことも叶わない子ども達がいっぱいいるんんですよ。

以前のインタビューなら、きょう、この日に掲載した新聞社の感覚を疑います。文化面だからって何を載せてもいいってもんじゃない。

いずれにしても理解不能。最悪の記事。

東電が工程表を発表したら一歩前進と評価し、明くる日には、燃料破損、作業は長期化と来る。

メルトダウン、炉心溶融があったとかなかったとか見解わかれる政府の言い分をそのまま記事に。今頃呼びかける風評被害に適切な対応とか過剰反応止めてとかの閣僚発言。国会でしどろもどろの目が泳ぎっぱなしに総理大臣。

正常な環境にいて、正常な判断が出来るで有ろう人達の感覚がわからない。
非正常な環境の中で、新たな、未体験の”日常”に慣れようとしている人達には、キミ達の言葉は届かない。

政局ゲームに再び登場し始めた鳩山由紀夫くん。「鳩山家の巨額な資産を被災地への義援金にすべき」と被災地の人達は言っている。政治資金規正法で寄付は禁じられているとかなんとか、既成の法律を語ってる場合じゃないって。

人災原発。菅だけの責任じゃない。鳩山も小沢も同罪。自民党も同罪。でも、政治に頼らなければならない現実。

3・11前と同じような国会論戦やってる政治家の感覚がわからない。
鳩は平和の象徴???。それはカタロニア地方だけのお伽噺。

6 件のコメント:

あさきつめみし さんのコメント...

政治家さんの考えることは私たちとはかけ離れているのでしょうか。
いま、この大変な時に自民党の代議士さんたちはここぞとばかり菅さんを、民主党を責めますが、はたしてそんなことをやっていていいんですか?
そりゃぁ色々問題はあるでしょうが、こうなった以上菅さんには死ぬ気でがんばってもらうしかないかと思うですけど。

国民は「日本は一つ」と頑張っています。世界も応援してくれています。たとえ短期間でも民主党に対して「こんなときだから協力しましょう。被災者のために何でもしますよ」と言えないもんですかね。せめて復興の道筋がみえてくるまでは普通の人になってくれないものでしょうか。

あぁ、いかんいかん、最近涙を流しすぎて血が濃くなってるのか(笑)怒りっぽくなってます。。。アタシ。

亭主 さんのコメント...

あさき爪見しサマ
はい、かけ離れていますよ。どいつもこいつも。
「距離感」大きいですね。
今は、責める時ではない。どうやって防ぐか直すかの時。
マスコミも検証、検証って。
政局なければただの人ーー政治家。

(@^o^@) さんのコメント...

我々の御先祖様は馬鹿ではありません
これまで幾多の困難をも乗り越えて来ました
その時々に最良の解決を求め
そして答えを導き出して来たのです
あの関東大震災 戦争 連合国占領下
どの国難に於いても選挙を行って来たではありませんか
今どうして最良の道を選べぬのか
ヒタヒタ寄せ来る不幸の波に呑まれそうな思いがします

亭主 さんのコメント...

顔文字さま
ようこそ。
大津波も酷かったけど、おっしゃる「不幸の波」の方がこわいですいよね。復興不可能になるかも。
選良ですって、選悪でしょ(笑)。ああ、選んじゃったって後悔してる人多いかも。
しかし、今はまだその時期に非ず。現在進行形なんです。原発。怪物が動いているのです。

TACO さんのコメント...

亭主さま
鳩山夫人の訳の解らないつぶやきがオピニオン欄に。掲載してもらうのに鳩山財閥から朝日新聞へ多額の寄付金が送られてのだと思った。
天声人語によれば、福島県郡山市で隔月に刊行されている児童詩誌「青い窓」の最終ページに<素晴らしい人間に出会うのではなく、人間の素晴らしさに出会う>とあるそうです。
「素晴らしい」を「馬鹿らしい」に変えれば今日が読めるのでは?

亭主 さんのコメント...

tacoさま
朝日新聞への寄付金。from miyuki
笑える以上に面白い。太陽を食べられない子供たちがどんどん増えている。かつて「もやしっ子」って軽蔑されたような子が。
青い窓の編集長は我が塾の塾生です。先代の柏屋社長、本名善兵衛さんがあの冊子や教室を作った時の主宰者。佐藤浩さんという盲目の歌人。元小学校の先生。もうとっくに亡くなったけど親交あっていろいろ教わったっけ。裏表紙の二行。浩先生の言葉。
馬鹿らしいに置き換えましたって浩先生に言ったら、さぞかし大笑いするでしょうね。