2011年4月11日月曜日

消費者とは誰を指すのか

トマトジュース作っているカゴメとデルモンテが福島の農協に対し、福島県産のトマトは買わないと申し入れたとの記事。

亭主は大のトマトジュース好きです。特にデルモンテが。しかし、きょうからこの二社の製品は買わないことにしました。県産のトマトからあのいい加減な暫定基準値なるものが検出されたわけでもない。なんでもないのに、福島県産というだけで仕入れないとは。

「安全性を担保出来ない。消費者の安全・安心に配慮した」というのが両社の言い分。

福島産。それだけでそんなに消費者って神経質になっているのか。怒りを通り越して馬鹿馬鹿しくなってくる。この企業の倫理観って何なんだろうかて。

放射性物質は検出されていないんですよ。

またしても思う、この「消費者」という化け物の存在、正体。勝手に推測すれば東京以西にいる一大需要者のことなのか。

なんでもかんでも消費者、消費者。後先考えず買い占めに走る人達が消費者か。

消費者って顔が見えない。トマト生産者だって例えばパンは買う。生産者だって、ものによっては消費者。消費者って言う人の旦那は別の食品の生産をしている。

消費者って言葉でくくり、福島って言葉でくくり、国民という名でくくり。

見えない、正体不明の消費者。カゴメやデルモンテが恐れる、はい、放射性物質よりも恐れる消費者って誰?何?

食品の安全、安全。安心、安心。安全神話はすでに崩壊しているんですよ。

テレビでACは相も変わらずパパポンって流し、みんなで支え合ってる、日本人は一つだとバカの一つ覚えのように流している。

テレビから流れてくる言葉の虚ろ。

ACのCMが流れる時間にも様々な”差別”が”偏見”が生まれている国ニッポン。

“チェルノブイリ”異聞

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