2011年4月27日水曜日

市長の”決断”

少なくともここ福島県から見ている限り、国政はその本来の使命を忘れ、機能不全を起こしている。
県知事は首長に、いわば”丸投げ”の様相。東電を悪し様にいうこと終始しているような感がある。県知事のメッセージは県民に伝わってこない。県政が機能しているのか。例えば多くの原発避難民が身を寄せ合っているなかで、あらたな避難民が生まれようとしているのに、「仮設」一つにしても、遅々として進んでいないような・・・。

郡山市長の原正夫。一つの”決断”をした。汚染の基準値を超えた小学校の校庭の土を削って廃棄する。きょう行われたこの作業では、少なくとも現状は変えられた。放射線量が極めて少なくなった。また線量が増えたらどうするという声もあるらしいが、今、とるべき施策としては正しい選択だったと思う。市民に多少の安心感を与えられたのだから。

これに対してすぐさま国から、文部科学省から「異論」が出された。文部科学大臣の腹の中。「聞いてない」。「勝手にやるな」と推察。

原くんは、普段はあまり自分の意見は言わず、おとなしい、目立たない、地味な存在の人だった。俺が俺がと出ない人。友人だから、それなりに彼の性格を知っている。
原くんは、原発事故の直後、「廃炉」宣言を発した。それが彼の意図しないところで”拡散”され、得体のしれない反原発団体にまで”利用”されることになったが。廃炉宣言。国策に対する地方からの一つの反乱だった。

廃炉・棄土。原市長が一人で考えた方針かどうかは、まだ、彼に聞いていないからわからない。推察するに、それを進言した”ブレーン”がいたのではと。それを彼は受け入れた。いや、同感した。聞く耳を持っていた。

菅は多くのブレーンを抱えた。参与だとか補佐官だとか。しかし、進言を聞き入れた様子はない。独走しているようだ。

いわき市長は学校給食に県内産の牛乳を使うといった。いま、いわき市長は猛烈な抗議にさらされている。
原子力学者と称し、どことか大学の教授で、テレビでもお馴染みになった人からは、「いわき市長、あなたは神ですか」とまで書かれた。なんで学者である人が「神」という字を引いてくるのか。軽々しく神という言葉を使ってほしくない。身近にある汚染された牛乳と、遠くにある安全な牛乳、どっちをとりますか。そんな”問題意識”の投げかけ方をしている。
武田教授の発言を受けて、あっちこっちの「親」達から、いわき市長は抗議にさらされているという。

遠くの場所にいて、安全な場所に身を置いている人が、安全や安心、危険を叫ぶ。リスクばかり言い立てる。それが被災地にいる人を苦しめる。

そんな人っていっぱいいませんか。メディア含めて。

奥山仙台市長は小学校の修学旅行で恒例になっていた会津若松への旅行を取りやめたという。会津若松は山形県よりの放射線量少ない。
「父兄の心情を思って」と言い訳しているらしい。この”判断”が解せない。
会津若松は福島県。福島県は放射能で・・・。子ども達に刷り込まれる「偏見」。この決定が人間教育として正しいのか。会津には原発避難民がいるはず。その人達の暮らしを見せることの方が、真の教育、修学になるのではと。仙台だって被災地のはず。こう思うのは亭主の偏見だろうか。

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