2013年1月14日月曜日

成人式あれこれ・・・きのうの続きのような

朝起きた時から降っていた雪。今も降り続いている。
窓外、見える人影は犬を連れた人のみか。見慣れた近所の犬は、どれもはしゃいでいるように見える。

この暴風雪、全国的なものらしい。雪の日本列島・・・。

昨夕、仮設に住むばあちゃんを夕飯に誘った。今は一人暮らし。あまり食べないということもあって。いや、また話をいろいろ聞きたくて。

ばあちゃんの孫も今年が成人式だと言う。だけど川内村の成人式はなんと8月15日だという。阿武隈高地、雪が深い時があるせいだろうか。
いつの頃からかそうなったと言う。
夏は暑いから晴れ着の着物は着ない。薄手のワンピースで済むから楽だと村の人は言っているともいう。

孫は8月には川内村で行われる式典に参加することを楽しみにしているという。
友達と再会出来ることも合わせて。

彼女の話しによると、帰村宣言をして、人口の三分の一が帰った川内村の住民。仮設にいても東電からの賠償金は無くなると言う。仮設はたぶん、来年までだという。その時になったら村に帰るしかないという。
郡山にいったん住んでしまうと、買物と病院、それだけが村に帰るにあたっての心配ごとだと。

やがて帰るかもしれない村の生活に備えて、郡山では運転をしない車を時々エンジンをかけてメンテナンスを怠らないという。

迎えに来た、郡山市の北のはずれの方に仮住まいしている娘さんは言う。「事故が心配だから、運転をやめろ」と。ばあちゃんは譲らない。「車が無ければ川内では生活出来ない」と。

全村避難を伝えられて時、とにかく郡山に向かったばあちゃん、ガソリンは切れかかっていたという。なんとか無事に着くようにと車にお願いしていたという。
娘さんも交えて、話がはずむひととき。娘さんは毎年のように漠原人村で行われる満月祭に参加していたという。ばあちゃんは言う。「なんだかヒッピーみたいな人が集まって来て変だったよ」と笑う。

成人式。東京や大阪では今日がその式典の日。雪の中の晴れ着姿・・・。

一時期、「荒れる成人式」が話題になっていた。テレビでは昨日の沖縄那覇市の成人の模様を伝えていた。「荒れる」までは行っていないと見えたが、警察の規制は厳しい。

以前は郡山でも成人式が荒れたこともある。今はそんな光景が見られない。
なぜ成人式が荒れるのか。風潮なのか、先輩から受け継いだものなのか、反権力なのか、不満の発散なのか・・・。

少なくとも二十歳のボクは東京にいて、昨日も書いたけれど、部活をしていたか、学内に伝えられる“情報”で、安保反対デモに参加していた。全くのノンポリで。

きのう郡山市では、市内の対象者以外にも、県内のいろんな会場で、村や町に帰れない、そこで二十歳の祝いの出来ない若者、そう、役場機能を移しているところの成人式も行われていた。大熊、浪江、富岡、楢葉、飯舘。ある人は出席できなくなった友達の遺影を持って、親や祖父母の遺志を胸に。

そして、それが叶うかどうかはともかく、皆「ふるさと復興」を誓っていた。

昨日書き忘れたことを一つ。思いっきり酒が飲めるぞってこともあるが。
「キミ達は二十歳になって、大事なものを手に入れた。それは参政権。そう、有権者になったのだ。政治に関与出来るのだ。キミ達の、もしかしたら多くは選挙に関心は無いというかもしれない。選挙に行っても何も変わらないというかもしれない。そのことをあながち否定はしない。
しかし、キミ達がいかに政治を見放し、選挙を“外”のこととしても、政治はキミ達を見放さない。キミ達の生活は、日常は、政治によって“縛られて”いるのだ。政治の如何によってキミ達の今後も決まる。だったら、他人が勝手に決めた選挙結果に縛られて行くよりも、自分たちで、それを選択したほうが、その結果が、もし、あきらめに近いものであったとしても、自分の選択ということで、心構えが変わってくるのではないか。大きな権利を獲得したと思って欲しい」。

テレビを見ていたら、「教師」になると抱負を語っていた新成人がいた。「教師になってイジメや体罰の無い学校にする」と。頼もしかった、嬉しかった。

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