2013年1月29日火曜日

「風が吹けば桶屋が儲かる」譬えとして、いかがかとは思うけど

諺とは面白いものだ。なぜか子供の頃必死になって覚えていた。“真理”をついたものもあれば“的外れ”なものもいろいろ・・。

風が吹けば桶屋が儲かる。登場人物のたとえはどうかと思う物の、言ってみれば「経済循環」の在り様を言ってものとも言えないことは無し。ちょと複雑な“構図”だけど。

安倍が経済再生を掲げ、日銀にゴリ押しの金融緩和。安倍の一言、その後の政府の打ち出す“政策”で株価は上がっている。きょうへ日経平均1万800円台だそうな。

昨日の所信表明演説でも、経済政策にその大方を割いていた。そして、額に汗して働く者が報われる社会を築いていこうと呼びかけていた。

実態とはそぐわないなんとも空虚な演説と言う印象だったが。

床屋談義的な巷の空気で言ってみよう。
株価が上がって報われるのは投資家、投機家だけだぞと。株価が上がって儲かるのは何屋だと。

そして言われるアベノミクス。三本の矢。インフレターゲット2%論。物価が上がって企業の利益が増え、従業員の給料があがり、それが消費を刺激する。
経済学的にはあり得る理論だろうが、ちょっと待って。

企業は儲かったらまずは内部留保にまわすはず。とてもじゃないが従業員の給料まで上がるってのはあまりにも「絵に描いた餅」みたいな話じゃないの。

すでに安倍の経済政策については、アメリカからも疑問符がつきつけられている。アメリカは警戒している。来月を目論んでいる安倍訪米。オバマが何んというのか。

「アメリカがクシャミをすれば日本は風邪をひく」。諺ではないが、日米関係を上手く言い当てていた流行り言葉。

もう風邪はたくさんだ。インフルエンザ含めて。体力消耗甚だしいのだし。

景気の立て直し。たしかに喫緊の課題であることには間違いない。その「景気の立て直し」という中に、どれだけ被災地が含まれているのか。
たしかに復興予算を民主政権時の19兆円から25兆円に積み増した。きょうの会議で。

演説では原発については一言も触れていなかった。下手に言及すれば墓穴を掘るとでも思ったのか。原発についての「風」は吹かせまいという判断なのか。

福島だけに限って言おう。6兆円積み増した復興予算が、どれだけ福島の再生のために使われるのかと。
福島県は人口流出が続いている。おそらく、原発事故後の流出人口は4万人を超すだろう。
この県の地域経済再生になにほどの施策がとられるのか。何も見えない。

「福島の再生無くして日本の再生無し。福島の危機(演説で多用した文言)を救わずして日本の危機脱出は無し」。そうは言えなかったのだろう。言葉として、前者はすでに野田に使われてしまっているから。新しい「スローガン」は見つけられなかったということなのだろうか。

今吹いている風には敏感に反応する。約2年前に吹いた風のことはもう忘れたのか。眼中に無いということか。そうではあるまいと信じたいのだが。

本予算を提出すれば施政方針演説があるはず。そこで、東北、福島について彼が何を語り何を訴えるのかを注視したい。

憲法改正などの自論を“封印”して、いわれるところの“安全運転”を志向していると「専門家」はおっしゃる。いやだね。本音で行こうよ。

そしてお忘れなく。安全運転のつもりでも・・・。

「上手の手から水が漏れる」って諺があることも。


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