2011年8月10日水曜日

電力逼迫

暑い。ただその一言。全国39都道府県に高温注意報がだされている。
午前中、車の中は41度を示していた。

東北電力管内の電力需給が大変なことになっているようだ。ようだと書いたのは電力会社の言い分だから。


前にも書いたけれど、電力需給の実態、実際の数字はワカラナイ。東京電力でもどこでも。少なくとも「埋蔵電力」は公表されていない。それが何故だか・・・。

東北電力の「逼迫」の原因は、先の豪雨災害で水力発電所がダメになったからだという。たしかにそれはわかる。

メディアは絶叫する。綱渡りだと。

ネットで「発表」されているでんき予報。東北電力は連日90%台。朝から。
95%なんてざら。その数字に誰もが驚愕する。

どうすればいい。節電しかない。大部分の人は節電を心がける。でもおかしな現象もある。公共施設。ホテル。全体的に照明は暗い。だけど、冷房は効いている。とてもじゃないが28度なんてもんじゃない。多分22度くらいか。

ある会合に出かけた亭主。スーツにネクタイ。炎天下10分の道中。会場到着。寒い。冷えすぎ。
人の体感は様々です。半袖シャツ一枚の人は暑いという。誰も寒いと言わない。
長袖シャツにスーツ、ネクタイの亭主は寒い。寒いというよりも冷えすぎ。

ホテルの係りにすぐ文句を言うのが亭主の悪い癖。「冷えすぎだよ。節電だろ」。
「あ、はい」。なにやら動き出すホテルマン。

会合終わり外へ。外気温28度の夜風が心地よい。解凍してる気分でしばしたたずむ。

ホテルの冷房ってどれくらいの電力をくっているのだろう。

報道によれば電力量逼迫ということで東北電力は東京電力から電気を融通してもらっているとか。昨日も今日も。百万キロワットの単位で。いまのところ東京電力には余裕があるらしい。きょうの酷暑。東京電力で「余裕」が無くなったら・・・。

あの「計画停電」までやった東京電力に、「余裕」があるというのも不可思議といえな不可思議なんですが。。東京だって東電管内だって暑いに決まっているのに。テレビが伝えるのは「暑い、暑い」と連発する都民の姿。

電力融通してもらって当座の危機を回避出来ている東北。ありがたいとお礼を言うべきなのか。なんか複雑。少なくとも事実として過去、福島原発で作られた電気は全部首都圏に行っていたのだから。電気には産地が明記されようもないから、融通されている電気がどこの産だかわからない。

福島原発で作られた電気は全部首都圏で使用ということで、事故後はうらみつらみの話もあった。都民の不見識、不心得を詰った。

一転、東北管内が電力不足。東京電力からもらう羽目に。なんか気分としては複雑。

要は「お互い様」の精神かと。

消費電力量を気にしながらエアコンいれちゃった。首には保冷効果のある「紐」巻いて。

いつまで続くこの酷暑。人はどこまで「我慢」出来ることか。音を上げて「原発仕方ない」ってことにならないか。

逼迫、不足の警告の裏に原発、原発って声が見え隠れしているように思えるのは亭主の邪推か。

急造のプレハブメーカーによる仮設。屋根に断熱材あるわけもなく。エアコンあっても使うのをためらう愚直な原発避難者たち。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...