2011年8月19日金曜日

鋭い子供の”目”

回文という、いわば言葉遊びのようなものがあります。「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」みたいなやつ。
亭主の弟の孫。姪の息子。幼稚園児。その子が回文を作ったとか。おじいちゃんは「天才」だと大喜びのご様子。

「ほあんいんぜんいんあほ」。保安院全員阿保。参りました。子供の目、子供の表現力。誰に聞いたわけでもないのに見抜いているとは。
亭主がうろ覚えの回文。
「長(なか)き夜のとをの眠(ねぶ)りの皆目覚め浪(なみ)乗り船の音のよき哉」
ちゃんとした歌になっている。これ、蛇足。

園児も見抜いたアホの保安院。更迭云々というイカサマ。トップはなんと7,500万円の退職金いただき。ほとぼりさめて天下り。寺西さんよ、己に恥じるとこないのかな。ないんだろうね。

三人組。得意げに更迭語る海江田、菅。エリート官僚たるもの、いささかの武士の意地みたいなものないのだろうか。

「なんにしても我々には責任が存在します。せめて、退職金は返上させていただきます」。なんで、こんな簡単なこと言えないのだろう。退職金の小切手もって帰ってかみさんに「あっぱれ!!」とでも言われたいのか。

武士の女房なら言う。「だんなさま、お返ししてきなさい。あなたさまには、今、受け取る資格はございません」と。賢婦人なら言う。山内一豊の妻なら言う。

あさましいかな、あさましかな。

やはり公務員制度は抜本的に改革しなくちゃダメなんだ。増税言う前にやることありは正論なり。

それはさておき。福島の子供たちが議員会館に“陳情”。経産省など関係の役人前に訴える。本の生活に戻して。表で遊びたい。プールに行きたい。あげく、わたしはいくつまで生きられるんですか・・・。

官僚たちの答え。「怪文」の棒読み。子供の問いに答えてない怪答。遅々として何も進まず。議員会館の別室では政局楽しむ悪巧み連中の本音トーク。


「子供手当は無くしません」。出回っている“怪文”巡りまたもや「大人のケンカ」。「子供のケンカ」のほうがまだましかも。

本能的に自らの身の不安を感じるのか。こども達の耳目は冴え渡っています。そして鋭い。大人の嘘を見逃さない。

メディアには怪聞、醜聞が流れ。政治家はそれに踊らされ。


“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...