2011年10月8日土曜日

ささやかな”反乱”

秋晴れの土曜日。
ジャージ姿の子供たちと行きあいました。首から線量計ぶら下げている。
亭主は首に輪っかはめている。

郡山でもやっとというか、ついにというか。小中学生にガラスバッジが配られ、生活調査票なるものが渡されました。

2万9、663人。父兄も大変です。特に生活調査。半年以上の前の記憶。無理です。毎日こまめに日記でも付けていない限り。
この日がわかっていて数カ月前から記憶をたどっていればともかく。

そして、思い出したくない記憶の数々。子供たちにとっても、父兄にとっても。

調査票やガラスバッジを受け取らなかった人が3,986人いるそうです。13,3%の、ささやかな“反乱”。

今更、放射性ヨウ素ならとっくに半減期すぎているのに、通学路などの除染も進んでいるのに、測定するメリット無し。ガラスバッジを身につけて、首から毎日ぶら下げて、放射能を意識した生活を送らせる精神的負担を秤にかけたら・・・。管理されているみたいで嫌だ。それらの理由。

反乱じゃないね。正当だね。

NHKはもちろん、ローカルニュースはガラスバッジつけた子供を追う。映す。それを報道することの意味は、意義はまったく伝えられず。掘り下げられていない。

バッジが配られたことで、放射能過敏反応症候群に罹っているおかあさん達は、複雑な心境に。

バッジで測った結果は通知される。きわめて曖昧な数値で。で、その後どうするの、どうなるの。年間1ミリシーベルト越えだったら・・・。

文部科学省とやらは市町村の問題と。出された数値に対応はしないと。何のためのガラスバッジ・・・。

話はそれるが、公明党の松あきら参院議員が国会で“虚偽質問”。会津若松の小学校で「福島の牛乳が飲めないなら、お前は福島県民じゃない」と先生が言ったという発言。これ「嘘」でした。そんなことなかった。でもこの質問に飛びついた有名タレント教授。専門家。すぐさまブログで怒りの声。それ見て反応した母親多数。福島県郡山でも。

聞いた会津若松教育委員会が調査。事実なし。猛抗議。

結果、そんな先生いなかった。発言なかった。松センセイ、訂正して発言撤回だとか。噂の類を出ない出所不明の情報による国会質問。問題をこじらせるだけ。

思い出すなあ。民主党大混乱だった偽メール問題。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...