2013年4月25日木曜日

「監視カメラ」の謎

一昨年、問いかけてみた。原子炉建屋やタービン建屋の備え付けてあるIAEAの監視カメラの行方を。もちろん、誰からも、何処からもそれについての“返答”は無かった。きのうIAEAの事を書いて思い出した屁にもならない話しだが。

あらゆるところに張り巡らされて監視カメラ、防犯カメラ。それは犯人検挙の有力な武器だ。あまねくそれは活用されている。

アメリカのボストンでの爆発事件。犯人にたどり着いたのは監視カメラによるものだ。カメラが犯人を暴き、追いつめ、武装した警察が犯人に銃弾を叩きこむ。一人は死亡、一人は重傷で逮捕。
犯人擁護の意図は全く無いが、あの銃弾を叩きこむ警官隊の姿、そして、犯人逮捕と同時に「正義は勝った」と叫ぶアメリカの指導者。
銃弾が正義なのか。時々、憧れのアメリカが嫌になる瞬間。

1Fには東電の説明に、かつてよく“見学”に行っていた時、「あれがIAEAの監視カメラです。安全性に問題がないかどうか、24時間監視されています」。東電の社員に説明された。そして、そのカメラを確かに見た。カメラは。
それがIAEAのものかどうかの真実はわからない。

それが確かにIAEAの物だったとしたら、あの爆発の瞬間、カメラは何を捉えていたか。それが知りたい。ずっとそう思っている。ビデオだってあるはずだと。

このカメラの事を問い質した人はいない。マスコミももちろん東電も、事故調でも、いや、当事者のIAEAですら。

ネットにしきりに登場する元東電社員、福島に居たと言う人も、連日書かれているものを見ているがそのことには触れていたことがない。

謎の監視カメラ。

安全とされていた原発に安全だと信じて、あの日の前まで、多くのマスコミが建屋の中に入り、その存在を聞いている、見ているはずだ。
マスコミが激しく公開を迫ったのは東電の内部会議の映像。たしかに、それからは、様々な事がわかってはきたのだが。

もし壊れていたのならそうだったとIAEAは言えばいい。もともとこけおどしの役立たずのものだったのなら、そうだったと言えばいい。
その事に誰も、何も触れられていないこと。

まさに国際機関を巻き込んだ“闇”だ。

かりにその映像が何にも役立たない物であったとしても。

とにかく・・・増える一方の冷却水。流れ込んでくる地下水。冗談めかして言うが、まさに水攻めだ。

あと数カ月で満杯になる貯水タンク。汚染水を濾過するための装置はどうなったんだ。フィルターで除去って可能なのか。

IAEAはじめ、国際的な「知見」を集めてもその解決方法は無いようだ。

林立するタンク。その何キロか先では中間貯蔵施設の立地調査。

科学の英知が開発した“核”。それの不始末の後処理も出来ないまま、再稼働論議や核燃料サイクルの議論。

国土の一部を“汚染”の集積場にして、なに憚ることなく、それこそ原子力政策の片手間仕事で“福島”を捉えているのか。

権威ある機関ならば、権威ある解決方法も提示すべきなんだと思うけど。
とにかく原発は「国策」だったのだから。国際的要請だったのだから。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...