2014年9月6日土曜日

「福島」をどう捉えるかということ

福島知事選をめぐる「ドタバタ劇」。そうとしか映らない。

今度の知事選。それは以前とはその意義が大きく違うはず。少なくとも県民にとっては。

「原発事故」。それに伴う、それから派生したあらゆることにいかに対処するかという視点。

内情は違う。旧態依然とした中央政治と地方政治。その延長線上に置かれている知事選。

自民党県連の“混乱”が一つの原因。いわば“内輪もめ”。そして、中央にあっては安部政権の命運をかけたものという“共通認識”に巻き込まれてしまっているということ。

原発事故や再稼働にかかわる人たちの間でも、知事選に対する関心は極めて薄い。

昨夜の永田町の自民党本部の光景を想像する。新執行部の最初の大事なお仕事は福島知事選への対応。
県連会長や幹部が本部の執行部に呼ばれた。

与野党相乗り一本化を強く要請されたのだろう。そして、急浮上した内堀副知事の擁立。

雄平知事は相乗りだった。前回は。今回、自民県連は独自候補擁立を決めた。そして日銀の支店長だった鉢村を担いだ。本部は「うん」と言わない。

普通、知事選の候補には、県連が決めた人事を、本部は追認する。それをしなかった。鉢村では、相乗りでなくては「勝てない」と踏んだからだ。

勝てなければ、安倍政権に「傷」がつく。選択肢は相乗り。

つまり、政争の具に県知事選が供されたということ。

雄平がなぜ、土壇場まで態度を明確にしなかったのか。彼は最後まで逡巡した。
一番の支えが双葉郡の町村会が出馬を要請し続けたこと。

結果「利無し」と判断し、副知事の内堀を“後継指名”した。

県連の反主流派は活気づいた。

県連会長の岩城光英は最後まで、自分が一本化してみせると息巻いていた。傍ら、入閣も睨んでいた。外された。いまさら自分が知事選に出るとは言えない。誰も支持しない。

県連推薦をとったはずの鉢村は完全に梯子を外された格好。ほぞを噛んでいる
に違いない。

党本部は、内堀相乗りを迫る。県連主流派だけで鉢村を担げるのか・・・。

県連内部は“分裂、崩壊”だ。党本部の「ごり押し」を受け入れれば、執行部の責任問題にも発展しよう。

今、この福島で、多くの問題を抱え、県外避難者4万4千人を抱え、1Fは何も見通せないという状況の中で、“県政”が混乱する。
それは、政権にとってはあずかり知らぬこと。相乗りだったら負けは無いという“理屈”だけを押し通す。

福島県というのは、原発の歴史にみならず、いささかの過去を手繰っても、中央の意のままに、中央の都合のいいように「利用されてきた」ということかもしれない。

すでにして、中間貯蔵施設問題では3010億の金を出すことにした。自己処理は東電任せ。除染からも手を抜いていく。

中央のメンツさえ立てば、福島はどうなってもいいという投げやりな言葉も浮かぶ。

外遊を終えた増子輝彦くんがどう出るのか。

きょうは、大方の“悪口”はやめておこう。それぞれ候補として名があがっている人たちの“査定”もやめておこう。

まなじりを決して、リーダーを選べなかった、世界にも名をはせた福島県。

後世に残るかもしれないそんな評価。

福島県を県民は、どう捉えているのか。中央は福島県をどういう位置づけにおいているのか。

それは、知事選のことだけではないが。その他もろもろあるにはあるが。

秋風とは無縁な、えもいわれぬ“淋しさ”・・・。

もし、内堀が立候補しないとでも言ったらどうなるのだろう・・・。

それはそれで「おもしろきことも無き世をおもしろく」するのかもしれないとも。

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