2014年9月10日水曜日

「くすぶる不満」、「溜る不満」、されど爆発せず

そりゃ、世の中“不満”の無い人なんていないと思うけど・・・。

「余は満足じゃ」って思っている人も、なぜ民草は余になびかぬのじゃとご不満かもしれないし。

天下人のなされた人事、安倍内閣の改造人事。どうやら党内にはご不満の方も多いらしい。誰やらは名前が明かされない故わからないけど、党内には不満がくすぶっているという。
それは野党とて同じ。不満だらけの方々もいる。

そんな人達が政治に携わっているということ。

しかし、それらの不満は内包され、抑え込まれ、爆発しない。とどのつまり殿ご安泰となる。

福島県知事選、なんとも面妖な展開。党本部の対応に自民県連は不満がくすぶっている。

とにかく、今の福島が置かれた状況の中で、相乗り候補っていうのはおかしい。

原発事故当時も副知事だった内堀。記憶をたどれば「オフサイトセンター」から県庁にいち早く“逃げ戻った”人。致し方ないこととは言え。

雄平知事には、言葉は悪いが“苦しめ”られた。無策の知事、副知事のそしりを免れないところ。

党本部の指示で内堀相乗りってことなら、自民県連が推した鉢村は逡巡することなく、単独で立候補したらどうか。

黒白つけるべきかとも。

どっちに転んでも自民県連は不満やるかたなく、不満を抱えたまま選挙戦となる。

県民不在の知事選。

じゃ、県民は、原発に疑義のある熊坂か吉田でも支持したらどうか。いや、そういう動きも加速するかもしれない。

明日で3年半。この期に及んで、知事選に「中央の都合」が持ち込まれ、県民の選択肢を縛る。

いつまで福島を利用するんだよ。と言いたい人多々有りやと。

一回爆発してみてもいいんじゃないかな。

一番不満を抱えている、くすぶり続ける不満に身を置いているのが県民。県民そっちのけのドタバタ劇。きょうも続いている様子。

うんざりなんだ。

遅々として進まぬ“復興”なるものへの道。あらゆることで県民は不満に身を委ねながら、多くが黙して語らぬ。

不満を抱えながらも、それを爆発させない。その“忍耐強さ”を是とするのかどうか。

くすぶりつづける不満、溜った不満は、やがて爆発するものだが。

海溝のプレートの移動。プレート間に溜ったストレス。それが爆発した時が地震だと思ってみてもいい。仕事でたまったストレス、不満。それは居酒屋で発散させるという手立ても無くはない。
しかし、それとても一時的な手段。

残念ながら、多くの国民が持っている不満を吸い上げ、解消してくれる術を国家は持たない。

不満が怒りに変わり、爆発する。例えばギリシャだ。不満の爆発は町で表現される。

かつての60年代の若者の“暴走”だって、不満の爆発だったはず。それは結局抑え込まれるのだが。

鹿児島、川内原発が再稼働に向けて一歩進んだ。
再稼働反対運動は、「川内」に集結出来るのか。爆発するくらいのエネルギーを持って。

辺野古でも不満が爆発している。

川内も辺野古も、それを圧政と呼ぶかどうかはともかく、“不測の事態”招来って可能性もはらむ。

マグマだって地中の“不満”の爆発だ。

みなぎる不満の数々。されど爆発せず。それを日本人の美徳とするのはなんとも・・・。

なんでもかんでも「円満解決」を目指す。福島の地で考える民主主義。もう中央の意のままになるのはおやめになってはいかがかとも。

昨日の月はあまりにも丸かったけど・・・。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...