野田内閣発足。あだ名のよしみじゃないがちょっとだけ親近感(笑)。いずれにしてもあのバカ菅政治が終わったこと。「ほっ」。正直な感想。
冷静に考えて、この国の姿や統治機構をおかしくしたのは菅政治。日本の政治史の汚点のひとつかと。
未だ持って、いやある時から菅支持を言う国民も。「脱原発」を言い出したからが理由。本気でやるつもりだったらあんな手法は無い。やる気もない、やれっこない「はったり」。
言うだけなら誰でも言える。口先だけの「脱」。言うだけニャンニャンはどっかのテレビ番組(笑)。
で、新内閣。昔の自民党時代だったら顔ぶれみてマスコミはこぞって貶した。「派閥均衡内閣」と。新鮮味の無い派閥均衡人事と。あげく派閥順送り人事と。それが日本の政治をおかしくしているかのように。
時代は変わったのか。グループなんて言ったって、ま、金の面倒はたいして見てないだろうが、派閥均衡でしょ。慣例に従い参院にも配慮。で、マスコミは言う。「挙党体制人事」「党内融和内閣」だと。歓迎の声もしきり。派閥均衡でしょ。消えたような「オバケ」まで登場するし。
ということは、これまでがひどかったということの証左。鳩山人事も菅人事も否定ってことに。
永田町の“常識”復活が賞賛される。一時的に、表面的に「怨念」「排除」なるものがなかったというのがそんなに賞賛に値することなのか。
だから民主党政権にあっても派閥政治は無くならない。
「小異を捨てて大同に付く」。自民党総裁選の後に必ず言われたセリフ。小異は捨てられたのか。本当に大同についたのか。
ま、しばらく様子を見てみましょうや。
それにしてもわからない、解せない自民党首脳の発言、立場。昨日の党首会談でも谷垣や伸晃は言う。「震災の復旧、復興には協力するがそのあとは直ちに解散だ」と。彼らのいう復旧、復興とは三次補正のことらしい。必要だけど、それで復旧、復興が終わるわけもなし。まして原発においておや。
きょうのところのマスコミ論調からすれば、週末の「世論調査」なるものでは野田内閣の支持率、民主党の支持率上がるはず。自民は低下するはず。
それでも解散、解散って言い張るのかな。
郡山市議選、あと二日。選挙カーがガンガンと通って行く。「放射線量測定器を持っています。すぐ測ります」。立ち止まってそう訴える政党もあり。測ってもらう気はないけれど、どことなく微笑ましいような。「土壌の測定します」だって。
いやはやなんとも。
2011年9月2日金曜日
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