東日本大震災以来、あの大津波の姿を見て以来、荒れ狂う水を見るのが怖いです。
数日前から日本列島を襲っていた台風12号。月並みな言葉でいうなら、またもや大きな爪痕を残しました。
日本は地震列島であり、台風列島である。避けがたい自然の猛威にさらさらる国。
たしかに、アメリカでも常にハリケーンがあり、その他の国でも然りなのですが。
先般の新潟・福島大水害。こんどは紀伊半島中心に西日本。
なぜか台風もいつもの年より多いし強いし、雨も凄い。
相変わらず発生する人的被害。被害は防げなかったのか、防げたのか。東日本大震災の教訓で、警報や注意報出たらすぐ避難していたのか。
たぶん、どこかで教訓は生かされていたと思いますが。たかをくくっていたとは思いませんが。
治山治水。大昔からの政策の柱。水がなくてはいきてはいけない。しかし、時として水は狂気となり凶器ともなる。
ダムに問題はなかったのか、堤防に問題はなかったのか。水力発電にはダムは欠かせない。しかし、自然災害に襲われた時にダムは・・・。
東日本大震災後、寺田寅彦の言がよく使われていました。「天災は忘れた頃にやってくる」。
台風は誰しも忘れていません。毎年のことだから。それに対する備えもそれなりに行われているはず。
しかし、大雨は土地を崩し、川を氾濫させる。
いくら「大きかった」「気圧の関係が悪かった」と言っても。毎年来るのがわかっている台風。
人災の面は無かったのか。
荒れ狂う自然の猛威は人知を呑み込んで行ってしまう。
台風は唯過ぎ去っていくのを待つのみなのか。あのエネルギーをそれこそ再生エネルギーになんとか“転換”出来ないものか。
自然災害は避けられないものならば、国土の再配置計画なんてことも真剣にかんがえなくてはならないのかも。人間の意識も含めて。
覚えていても、経験していても、忘れていなくても災害は襲ってくる。
テレビで災害の酷い地域や避難勧告出されて地域名見ると、そこにいる知り合いが気になって。大丈夫だった様子ですが。
あらためて思う。逃げることしか出来ないのが人間だということを。
2011年9月4日日曜日
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