原発2号機付近の放射性セシウムの放出濃度が半月前に比べて一ケタ程度下がったという。原子炉の温度が下がったためとか。
0、 75~0,33倍だったのが0,03~0,01に。
数字の意味するところは愚者にはわからないが、とにかく下がったというのは良い事。で、原発事故現場は果たしてどういう状況にあり、無いがどれくらい“改善”されたのか。愚問であろうが、さっぱりわからない。報じられない。
郡山市の大気中の放射線量。きょうは0,86。たしかに漸減状況にある。とは言え、またまた愚問。この放射能、なんで無くならずに大気中に存在しているのか。風も吹いたし、雨も降ったのに。愚問である。
専門家さまは言う。ある人は「原発から依然放射性物質がでているからだ」と。ならば、あの当時のように風向きで数値は変わってしかるべきなのに、多寡の傾向は各所で同じ。
別の専門家は言う。「土壌や木々や家に付着した物質が、大気に放出されているからだ」と。たしかに土壌は汚染されている。雨とともに放射性物質が大気から落ちて付着したから。でも、それがまた大気へ・・・。
またまたとんでもない話が。愛知県の日進市の花火大会。被災地復興を願っての催しだったとか。福島県川俣町で作った花火を打ち上げる予定だったのが、“住民”の反対で取りやめになったと。
花火が汚染されているという根拠はどこにあるのか。誰が言い出して誰が付和雷同したのか。
あらためて思う。「福島」という名は、あらゆる場面で、一部のひとたちからすれば「隔離・差別」の対象だということを。
そして思う。行政の何たる弱腰。定見の無さ。“匿名”の抗議にびびって取りやめるとは。税金払っている市民はお客様。お客さまの意向にははむけないってことか。名もなき市民には酷政をおしつけることも多々ありなのに。
仮に花火のどこかが、何かが多少汚染されていたとしても、それを打ち上げたからってどれくらいの放射能が降るの?
どう測ってもND,未検出だとおもうけど。ばかばかしいにもほどがある。
“危険”は及ばない範囲でなら、“善意”の義援金も送る。自己満足のために。
“危険”がありそうだと誰かが言えば手のひら返す。
全く偽善の詐欺まがいの「復興支援」なんて言葉使わないで欲しい。
亭主は前から再三言っている。書いている。一つだ、絆だ。そんなことありえないと。
多分、オバカな“市民”に対して、反論する市民もいるはず。普通の市民が。その声は多分黙殺されるのだろう。
2011年9月19日月曜日
“チェルノブイリ”異聞
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