2012年10月19日金曜日

議員さんのお言葉とお行儀

「言葉の乱れは心の乱れ」。そんな標語をよく眼にした。今はあるのかどうかさからないけど。

国会議員さんの「言葉の乱れ」。麻生太郎にさかのぼるつもりはないが。昨日の参議院決算委員会。問題になっている「復興予算」の使い方を審議する委員会。衆議院では民主党が“職場放棄”をしたもの。

答弁に立った枝野くん、「そんなミソクソ一緒の議論は・・・」。委員長が発言注意。質問者から飛び出すのは「どさくさまぎれ」という連呼。

一応は、建前上は「神聖」なる国会の場ですぞ。飛び交う言葉に、その行儀の悪さに、いささか眉を・・・。と思うものでございいます。

国会外の“場外舌戦”。詐欺師よばわり、ペテン師よばわり。どうも品性下劣としか申し上げようもありませんな。

「心が乱れた」人達がやっている政治だから・・・。所詮・・・。

行儀の悪さ。これはちと捨て置けぬ。立ち居振る舞いのことではありませんよ。

19兆円に群がったハイエナの群れと言ってもいいのか。復興予算の「流用」「付け替え」「横流し」。

民主党政権が、官僚にうまく操縦されてのことかと思いきや。同じ穴のむじなだったんですな。野党の議員もよってたかって、その流用、付け替えを求めていたとは。

与野党問わない「被災地食い物根性」と。なんたって公共事業は、圧力団体優遇は「票」になりやすい。
国会議員さんたちは皆知っていた、この「流用」。その中身を暴いたのはマスコミ。野党が精査したものでは無かった。
なんちゅうこっちゃい。

挙句、なんとか大臣が言っていた。本音なんだろうけど。被災地に復興予算つけても、そこの自治体が人員不足。つかわれないまま終わる可能性ある。だったら、関連ある事業に・・・。だと。

使われなければ残せばいいじゃないの。とっておけばいいじゃないの。役所ってとこは、国だけじゃない、地方自治体だって、予算は年度内消化をはかる。使わないと次に付かないから。だから、年度末になると、およそ不要不急と思われる道路掘りがあちこちで始まる。

被災地の自治体。職員不足、人員不足。当然です。震災以前の体制で臨んでいるのだから。いや、もしかしたら以前より減。仕事量は増えている。
予算の査定すらおぼつかない現状。それを知っていての国会議員さんのお行儀の悪さ。

国家公務員余ってないですか、地方の出先機関に余剰人員いませんか。期限付きでもいいからどんどん出向で被災地に回せばいい。そこで仕事すれば、「現場」がどういうものかがボンクラ頭でもわかるはず。

来年度からは復興に特化して、精査しての予算を組むと財務大臣さまは言うけれど。時すでに遅しじゃないの。

被災地の住民の声が届かないところでやっている国会議員による「火事場泥棒的」行為。

家々の庭に、軒先に積まれ、ブルーシートが掛けられたり、“密閉容器”のようなものに包んだ除染で発生した“汚染土”の山。

中間貯蔵施設も決められれず、仮置き場すら決められない国や行政の頼りなさ。

町内会で恒例だった「掘り払い」、いわゆるドブ掃除。去年も今年も中止。大雨降れば水あふれ出す危惧。

ほんと、どうしようもない「センセイ」達だ。

亭主、本日「心が乱れおり候」にて。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...