このところ、またもや地震が多いような気がする。福島県沖、茨城県沖,
宮城沖・・・。
3・11の前、3月9日午前11時45分、本震前51時間。宮城県で最大震度5弱の地震があった。津波注意報も出された。
翌、10日にも地震があった。午前6時23分。最大震度4。しかし、誰も3月11日午後2時46分を予想しなかった。出来るわけがない。
3月11日は一日中、余震が続いていた。それこそ30分おきくらいに。4月11日には大きな余震があった。
連日、あのテレビの電子音、携帯電話のアラーム音が。余震は1年以上続くと学者は言う。
今、時々起きる地震は、その余震なのだろうか。
前震というのもあるそうだ。まさに3月9日の地震のように。余震ではなく、それが誘発地震であっても、3・11直前の地震は神経に突き刺さる。
なぜ今なのか。それはわからない。昨日、一昨日、首都圏に震度7の地震が来ると言う「予測」が政府や学者から相次いで出されている。そして、その被害の予想を伝え、やれ高速道路通行止めや、避難訓練など、それへの「備え」が連日報道されて・・・。
つい先日まで、それこそ連日、自分たちのために作られたスカイツリーの完成に歓喜の報道。このところ報道されるのは、もし、地震が来たらの高層ビルの被災のシュミレーション、予測CG。テレビ報道の締めの言葉。「十分な備えをしてください」。
何を、どうして備えればいいのか。避難グッズが大量に売れているという。水や食料からはじまってあらゆるグッズが。
あの東京で、たとえそのグッズを持っていたとしても、どこに、どうやって逃げればいいのか。CG画面には必ず大規模な火災の様子がおどろおどろしく映し出される。
帰宅困難者対策にも懸命だ。3・11で凝りたから。被害総額や死者の数の予想も。
備えろって、どうそなえればいいのか。学者の中にはこうも言う。震度7が来たら、家具を固定していても無駄だと。
そして、東京湾に津波が発生したら・・・。
なんで、この時期に、この発表なのか。不思議だ。言い方悪いが「めくらまし」のような気さえする。しかし、前震だったのなら。ここ数日のが。
学者の一人は言う。GPSなどを使っての予測や、過去の動向をデータ化してのある程度の予測は可能だが、「地下のことは、はっきり言ってわからない」とも。
いずれにしても、地震列島。今は、その地震活動が盛んな時期。原発が次々作られて言ったのは、たまたま地震活動が静かだった時期。
「再稼働」。馬鹿なこと言ってるんじゃないよ。列島全部、活動期なんだよ。
双葉町の町長が東電に対して160億円の損害賠償請求をした。立地地域では初めてだという。町長は原発の視察もしたと伝えられている。
知事はどうしたんだろう。少なくとも彼が原発を視察したという報道には接してない。行って無いのだ。誰かのお供で避難所を回ったというのでは。
原発の現状を見て、20キロ圏内の惨状を見てくるべきじゃないのかな。市町村にふるだけ、国のせいにするだけ。違うんじゃないかな。行く“権利”はあるんだし。
2012年3月8日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
地に墜ちた「天下のご政道」。
菅義偉という“無能”な政治家が、何かの手練手管を使ったのか、とにかく内閣総理大臣という「天下人」に昇りつめた。 最近の総務省の役人を菅の長男による「接待疑惑」が報道され予算委でも疑惑がやり玉にあがっている。長男が勤務している「東北新社」の名前を久しぶりに聞いた。 創業...

-
1945年6月6日。沖縄根拠地隊司令官の太田實中将は本土の海軍次官に宛て打電した。 “本職の知れる範囲に於いては、県民は青壮年の全部を防衛召集に捧げ、残る老幼婦女子のみが、相次ぐ砲爆撃に家屋と財産の全部を焼却せられ、僅かに身を以って軍の作戦に差し支えなき場所の小防空壕に避難、...
-
東日本大震災から8年だ。毎年考えて来たのが「復興」という言葉、その事象。 未だもって、「復興」を言う言葉には“わだかまり”があり、自分の中で“消化”されていない。納得できる“回答”を持っていないのだ。 今も「3・11」は続いている・・・。 勤労統計の“偽装”は、この国の根...
-
昔、佐藤栄作が内閣総理大臣だった時、官房長官をつとめていた人に橋本登美三郎という人がいた。富ヶ谷に大きな家を構えていた。 富さんという愛称で呼ばれていた。茨城県選出の議員。もともとは朝日新聞記者。南京支局長の経歴もある。 富さんの後援会は「西湖会」と言った。富さんは朝日新聞...

0 件のコメント:
コメントを投稿