今月11日。そう、"あの日"を迎えて。僕はこのブログに書いた。
「去年のこの日に生まれた虎ちゃんへ」という一人語りを。
仙台市に住むという瀬川虎ちゃんという2011年3月11日生まれの男の子を主人公にして。
虎ちゃんに言葉を贈った。「ひこばえ」「ゆずり葉」「銀の匙」。
その“記事”を虎ちゃんのお母さんが、何かで見た、読んだらしい。それのお礼のメッセージが届いていたのです。FACEBOOKのメッセージ欄に。
その「虎ちゃん」からのメッセージを発見した経緯はこうだ。
FB仲間に作家の鐸木能光という人がいる。川内村在住、いや「だった」人。
「3・11」後に書いた本が「裸のフクシマ」。力作であり、彼に惹かれた。ツイッターを通じて面識の無い「知り合い」になった。
最近、「3・11後を生きる君たちへ」という本を上梓した。それはまだ読んでいないが。母校の高校は聖光学院。
その彼のリンクを昨夜見た。「FBにメッセージという欄があるが、どうもそこには“友達”以外の人が寄せた物は“お知らせ”として反映されないみたいだ。開けてみたら2か月前のメッセもあり、仕事に影響した」。そんな記述。
で、試してみたのです。メッセージ欄を開けてみたのです。そして、そこに虎ちゃんのお母さんからメッセージがあったのです。3月20日に書かれた。
瀬川虎の母です☆偶然ネットで、息子の事を書いてくださっているブログを読みとても嬉しかったので、コメントを入れようとしたらいれれずフェイスブックで検索したらヒットしたのでコチラからメッセージさせて頂きました。『ひこばえ』『ゆずりは』『銀のさじ〜』どれもちゃんと息子が解るようになったら頂いた言葉だよ☆と、教えたいと思います。虎は元気にすくすくと育っています♫瀬川さんが言ってくれたように、沢山やんちゃして、甘えています♫
うれしいお便り。そして、おそるべしFB。
以前、どっかで読んだことがある。FBもツイッターも6回RTとかリンクシェアされると、大方の“参加者”に伝わるという話を。真偽はわからないし、どうでもいいようなことであるけど、このFBなるものがあったが故に虎チャンと僕は繋がった。
不思議な世界、不思議な世の中だと言わざるを得ない。
だからと言って、僕はFBやツイッターの信奉者では決して無い。むしろ冷やかに眺める“懐疑派”だ。
特に「匿名」が跋扈し、ヒステリックな“つぶやき”をリツイートしまくる人たちには嫌気がさすこともしばしば。フォローを止めた人も何人いただろうか。
ソーシャルメディアを正しい情報源だと信じ、唯一の“メディア”だと思っている人たちがいる。それらは確かに世界規模で広がっているが、それに接することも出来ない「情報弱者」も数多くいる。
古希を過ぎてまで、こんなことやっている亭主は、ある意味「絶滅危惧種」かもしれない。少なくとも、亭主の友人含め、周囲にはそんな人はいない。
要は「使いよう」ということだろうが、虎ちゃんとボクの間をつないでくれたことは事実。しかも、虎ちゃんのお父さんは福島県に多少の縁があったとのこと。
生きている限り、人は、どこかで、だれかと、何かでつながっている・・・。
2012年3月29日木曜日
“チェルノブイリ”異聞
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