2013年8月28日水曜日

「金づる」としての東電、いや原発。

たまにシニカルに見てみるのもどうかなと・・・。

「金づる」という言葉。うまいこと騙して金を巻き上げるということ。いや、騙さないまでも、弱みに付け込んで、カネを巻き上げるということ。

一昨年の原発事故後、原発を語る時、東電を語る時、必ずと言っていいほど付いて回っていた言葉。「原子力村」と「原発マネー」。

ひらったく言う。原発立地地域には、相手構わぬようにカネがばらまかれた。
なんかの理由をつけて電力会社にカネをせびると、即座にそのカネは入ってきた。

立地地域は、自治体含め、住民も潤った。
立地地域だけではない。東京でも、世論に多少でも影響を与えるだろうところにはいろいろな形でカネがまかれていた。

電力会社はいい金づるだった。

福島の原発事故後も、それは金づるであり続けている。カネの感覚に麻痺している東電は、たとえばフランスのアレバ社やキュリオン社にいったいどれだけのカネを払ったのだろう。

溺れる者は藁をもつかむ。カネに糸目をつけないで、外国の技術にすがった。


関連会社と称するところに、作業員を確保するために。下請け、孫請けという構図の中で、東電が支払ったカネ。

見積もりも、入札もあったのかどうか。
言われるままの支払い。

そして、片や、賠償金、その支払いに回すカネには枯渇した。勢い、国の支援要請。

そして、カネが底を突いてくると、途端にカネを出し渋る。出しても何の見返りもないから。

白アリに、避難区域の家は新築含めて食い荒らされている。

白アリのごとく東電に“たかって”いた人たちは、口をつぐんでチャックしたまま。

福島原発のカネのことだけではない。全国の原発を巡ってもカネが・・・。札束が乱舞しているのかも。

そして除染の問題も。いったいいくらかかるのかわからない除染費用。

その除染に携わる会社。「除染は金づるだ」と。

汚染水問題。急がれる対応。さまざまは施設の構築、大規模工事、タンク増設・・・。

人繰りだってままなるまい。


東電は自ら「金づる」になる道を選んだような・・・。

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